カリキュラムの順番というのは、塾で微妙に違うところもありますが、基本的な筋道はそう変わらない。
例えば理科は、どうしても最初の方に生物や地学がやってくる。本当は覚えるものは最後に回したいところなのですが、算数で比や割合を習わないと理科計算には進めないところがあるので、どうしてもそういう進み方になる。
また算数も倍数や約数がわかり、そこから分数に行き、さらに割合から比へと勉強が進む順番はやはりそう変わるものではないのです。
だから問題はペースの違いになるのです。
今から22年ぐらい前は、4年生の3学期から始めて、6年生の1学期に終了する、というペース配分になっていました。しかし、この後から、3年生の3学期から始めて5年生で全部のカリキュラムが終わる、というスピード型が登場します。とはいっても社会は6年生の1学期までかかったり、いろいろ調整があったのですが、最近は4教科すべて5年生の3月までに終わる、さらなるハイペースになってきているのです。
これは子どもにとってはしんどい。さらに言えば、1年間ずっと復習と問題演習ばかりになる。これはこれで飽きるところもあるのです。
フリーダムの2年間カリキュラムも20年前のものに比べれば進度は早いでしょう。ただ今の塾の流れで言えば一番遅い部類に入るかもしれません。しかし、それでも十分に間に合う。いくつかの理由を主宰がブログで書いていました。
ただフリーダムの場合は、すべてのカリキュラムをいつでも見ることができる。この教材はいつまでに見ないと消えてしまう、というようなことはない。見放題です。ということはいつでも始められるし、フリーダム想定のペースより早くやっても問題はない。他の塾の予習や復習に使っている子もいますが、要は自分のペースで勉強することができる。
これがフリーダムの「ペースの自由」なのです。
最初のうちはスポーツがあるから、ゆっくり目。後半はかなりペースを上げてどんどん進む、というのでも良いのです。大事なことは自分で勉強するということ。
それが自在にできるからこそフリーダム、と言えるのです。
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