08Nov 2017
僅差の勝負の実態
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
僅差の勝負、ということをよくお話しします。

でも、どのくらい僅差なんだろうか。最後の数十人ぐらいが入れ替わるくらいなのか、と思われているかもしれません。

例えば複数回受験の学校の結果を分析してみると、一番やさしいと思われる第1回で不合格な受験生が、一番難しいとされる第3回で合格したりする。

で、試験が変わってもまず合格は間違いないだろうと思われるのは、全定員の3割から4程度でしょう。例えば200人の定員であれば80人ぐらいまでは概ね、どんな試験でも合格してくる、と考えられる。

しかしのこりの6割~7割ぐらいは、全部入れ替わると思っても過言ではありません。

そのうち、全体の半分ぐらいが五分五分の線、残りの1割を合格率20%とすると、合格する可能性のある子どもたちの数は、
80+100×2+20×5=80+200+100=380名となっておよそ2倍に倍率になる。

つまりこの2倍は誰が受かってもおかしくはない、ということになるわけです。

だから厳しい。複数回の受験でもいろいろな結果が出てくるわけです。だから、これから何より大事なのは正確さです。

できない問題は仕方がないが、得点できたはずの問題を落とすのはもったいない。

ひとつひとつていねいに解いていく姿勢を身につけてください。


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最終更新日: 11/9/17, 5:55 AM