23Feb 2018
子どもたちが勉強するツールとして、問題集、タブレットを含む通信教材などいろいろありますが、どれを見ても子どもたちが勉強しやすいように工夫されています。私が子供の頃と比べたらカラー刷りであったり、関連事項を参照しやすかったり、穴埋め式で単元の内容をまとめることができたりとある意味至れり尽くせりだなと思います。
もちろん、利便性を高めて子どもたちが勉強をしやすくするというのは大切ですが、自分で考えるという機会を失っているのではないかとも思うのです。
内容を考えずにただ言葉を書くのでは「最大瞬間風速の記憶」になってしまいます。その場限りの記憶で理解を伴っていないということです。楽した分、忘れてしまうのも早いのです。
以前、漢字の学習についてこちらでもお話しさせていただきましたが、漢字練習一つとってもきちんと語句の意味や使い方確認し、漢字練習ノートの読みを書く細い欄に読みを書いた上でその隣に漢字を書くというていねいな取り組みをしてほしいと思います。ここでただ写してるようでは漢字は語句としてではなく、絵として認識されず、細かいところでミスをしたまま覚えてしまいますし、結果として労力の無駄になってしまいます。
子どもたちは「え~、めんどくさい~」とよく言います。でも、そのちょっとした一手間をかけることをちょうど学年の変わり目であるこの時期に当たり前のようにできるようにしてみましょう。
料理と一緒です。その一手間が料理なら味の決め手で、おいしく食べられればきっとその一手間は続けられるでしょう。勉強なら定着の決め手となり、少しでも取り組んだ分野・単元の成績が上がればそれは続けられます。そこまではちょっとだまされたと思ってやってみてください。
-TK-
今日の田中貴.com
親の手間はかかるが
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
集中している時間
慶應進学特別から
新たな講師として加わりました。
最終更新日: 2/24/18, 5:55 AM