6年生の後期が始まると、これまでの勉強とはだいぶ様子が違ってきます。
今までは、カリキュラムがあり、まとめのテストや組み分けテストがあったから、その通り進んできたわけですが、後期は生徒それぞれに目標があり、やることが違ってきます。
学校別のクラスになるところでは、当然、そのクラスでやる内容が異なるし、記述の練習をしなければいけない場合もあれば、知識の精度を上げなければいけない場合もあるでしょう。つまり、それぞれの目標に従い、それぞれの課題を決めてやっていかなければいけない。クラスによってやることが違う以上、復習や宿題も変わってきます。
これまではどちらかといえば、決められたことをそのままやれば良かった面があったわけですが、後期はもっと個別に考えていかないといけない。
が、実際にはその勉強をやり慣れていないので、「秋に何をやればいいか?」ということにとまどいが出てくるのです。
後期はクラスも増えるでしょうし、模擬試験もある。過去問もやらなければいけないし、知識も覚えないといけない。「あれもやらない」と、という漠然とした恐怖感が出てきます。
そこで、今のうちに後期からどう勉強をするのか、ある程度イメージを決めておきましょう。
ポイントとなるのは4つ
1つはクラスの復習と宿題。ただ、後期はクラス数が増える分、すべてのものに均等に時間がかけられなくなります。ある程度、間引いていくことも必要になる。このクラスの宿題や課題だけはしっかりやる、というような優先順位を決めていきましょう。
2つめは過去問。第一志望にとどまらず、第二志望、第三志望にも手をひろげていかなければなりません。
3つめが知識。理科や社会の知識を増やしていく必要があります。
といつもはここまでお話していましたが、最近は模擬試験が多くなっています。このやり直しは絶対にやらなければいけないこと。
4つめに模擬試験の復習があげられるでしょう。
そうなると、すでに前期にやれていたことができなくなる、ということは起こりうるわけです。しかも授業日数が増えるということは、家で勉強する日数が減るということなので、さらにやることを絞っていかないといけない。
ぜひ、今のうちから後期の勉強についての計画を立てていきましょう。
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