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5年生から受験勉強をして上位校を狙う、というのはほとんど不可能、だと思われているかもしれません。4年生からやってもなかなか難しいのに・・・。
しかし、4年生でやっていることは基本的な内容が多いので、それを追いつくのはそれほど難しいことではない。5年生からやっても十分に間に合います。問題は、最終的に上位校のレベルの問題が解けるようになるか、であってスタートの問題ではない。
で、これに関してひとつ言えることは「はっきり狙う必要がある」ということです。
例えば、成績が上がってきてできるようになれば上位校を狙おう、というのではなかなか成績は上がらない。
多少なりともがんばらないと上位校のレベルには到達しない。
ただしがんばるといっても、たくさんの問題を繰り返す、のではありません。
その学校のレベルの問題をやる、ということに尽きるのです。
多くの場合は、基本から始まって標準的な問題、応用的な問題とやっていくでしょう。しかし、基本から始まると標準的な問題までできるようになるだけで結構な時間がかかる。その結果として、上位のレベルまでたどり着かない。
だから上位校を狙う場合は、ちょっと基礎をやったら、次にもう入試レベルの問題に進ませてしまうのです。
当然、すぐにはできません。でも、そのレベルの問題を考える、ということが大事。そして苦労して考えて、解き方が少しでも理解できれば、それで訓練にはなったから結果を求めずともそれで終わらせて良いのです。
子どもが勉強できる時間は限られます。子どもたちは朝から活動をしていて、疲れやすいので、本当に受験勉強に使える時間はそう長くはないから、無駄な時間は使えない。
なので、基本問題や標準問題にあまり、時間をかけてはいけないし、たくさんやらなくてもいい。むしろその学校のレベルの問題に時間をかけていきながら、思考力を鍛えていくことが大事です。
基本、標準的な問題をこなそうとして飽きて疲れてしまうよりは、その方が後後伸びていく可能性がある。
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