本来、入試は範囲がありません。これまで勉強したことの中から出る。だから何が出てきても対応できないといけない。
ところが5年生の組み分けテストは、範囲が決まっている。だからそれに対応すると、範囲が決まっているものに対して、順応してしまう。
出るとわかっているテーマを勉強するから、そこに対する知識や力はついているが、何が出ても大丈夫、ということではなくなります。
一方、範囲のない試験で得点が取れる子の成績を分析してみると、国語と算数である程度点数が取れている。知識は本人が好きなところだけ残っているが、理科と社会はそれほど高い成績にはならない。ところが国語は出題されることが物語文と説明文の読解と大方決まっているので、読解力がついていればそうぶれることはない。また算数で自分で考える力がついていると、それも自然に点数が取れる。
つまり、暗記に頼った勉強の仕方をしていると範囲無しの試験では得点が伸びない。逆に暗記がちゃんとできると範囲のある試験では得点ができる、ということになるのです。
で、入試は当然範囲無しの試験なので、何を優先しなければいけないか、といえば国語の読解力と算数の思考力を身につけること、なのです。
ところがどうしてもカリキュラムテストで組み分けされると暗記が気になる。しかし、上のクラスにいる子はそこそこ読解力と算数の思考力がついているから、多少暗記が不安でもちゃんと残れるのです。
だから、本当は方針を変えないといけない。
算数の思考力を身につけるためには、自分で考える練習を積まないといけない。
国語の読解力を身につけるには、まず読書量を増やす必要があります。さらに、問題に対するノウハウを身につける必要がある。本来、本文の中に読解問題の答えは書いてあるわけで、そこをしっかり見つけられれば、読解問題でそうぶれることはなくなるのです。
早くから塾に通い始めると、カリキュラムテストに順応してしまい、国語の読解力や算数の思考力がなかなか身につかなくなる。ただそこに目を向けると、逆に上位安定が図れるので、もう一度勉強のやり方を考え直してみてください。
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慶應進学館から