中学受験は高校受験に比べて明らかに親の手間がかかります。
高校受験の場合、反抗期もあるが、親といっしょにがんばる、というような子はあまりいない。ひとつには高校受験が中学と密接に関係しているところもあります。公立高校の進学には内申が関係するし、高校教育は義務教育ではないので、どこかに入れないといけない、と中学校の先生も思うから、いろいろと子どもと話をする。もちろん塾も本人に働きかけるでしょう。
その分、最後、親は後ろに引いて見ているという感じになるでしょうか、肝心なことは本人に聞かずとも学校や塾の先生に聞けば大方分かってしまうところはあるから、まあ、本人ががんばっている限り、親の方はそう心配することもない。
一方、中学受験は、日頃の勉強に始まって学校選びやら塾の先生との相談やら、まあいろいろ親の手がかかる。
ただ、その分、子どもたちが楽な所はあるわけで、それが実は中学受験のメリットのひとつなのです。
受験生活というのはやはりストレスがかかる。しかも最近は受験期間が長い。その間、ずっとそのストレスを子どもが受けているわけだし、毎月クラス昇降だ、偏差値だ、とストレスのかかることを突きつけられれば、心が折れるかもしれない。
しかし、まあ、そこは親がついているから、いろいろと手をかけることができるわけです。
なので、手間をかけないと、やはりそれなりにうまくいかないところがあります。
別に勉強を教えなくてもいいが、日々の勉強を管理したり、折れる心を解きほぐして、褒めたり・・・。
だからいっしょに合格を勝ち取った、という感慨もひとしおなのです。
したがって手間がかかるものだ、と最初から覚悟してください。その分受験のデメリットを子どもが受けることがなくなります。
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