ただ、やはりすべての学校に対応しているわけではない。東京、神奈川の塾の場合は、2月1日校に絞られる。2月2日の学校が第一志望であっても2月1日校の学校別特訓に入れられて、そういう意味では優先順位の低い学校の過去問や類題をやらされたりするのです。
以前、大手塾で神奈川の教室を中心に2月2日校の学校の学校別特訓を開きたいという要望が上がったことがありましたが、実現しませんでした。そんなにたくさんの学校の問題を用意できない、というのがその理由だったようですが、しかし、良く考えてみるとこれはおかしな話。
志望校によって、差がついているわけです。
フリーダムでは昨年の8月に待望の「学校別バインダー」がスタートしました。これは子どもたちの学習履歴と学校別の傾向から登録されている問題の中から優先して勉強すべき問題を抽出するシステムで、秋以降これを中心に学校別対策を組み立てました。
今年はすでに装備されているので、夏期講習からスタートさせるつもりでいます。
学校別バインダーの良さはすべての学校別特訓を用意できることです。本人の志望順位にしたがって3校登録し、その学校別傾向に合わせて問題が抽出され、現状の成績は蜘蛛の巣グラフで表示されます。
学校別バインダーのグラフ
目標の学校のラインと本人の学習ラインが分野ごとに表示されるので、それを目標ラインに近づけていけばいいわけですが、昨年の子どもたちも熱心にこれをやったおかげで、最終的に短期間で力をつけることができました。
自分の志望校の対策ができる以上、過去問と学校別バインダーをやれ良いのだ、と対策をシンプルにまとめることができたので、子どもたちの集中力が活かされたと思っています。
今年出題された問題も順次登録が進んでいますが、「それぞれの学校別特訓」をさらに充実させていこうと思っています。
今日の田中貴.com
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
慶應進学館から