過去問を勉強するとき、当然、すべての問題が解けるわけではないので、解説を読む必要が出てきます。
最初から時間を計るよりも、すべての問題をやりきって、それでもわからないものはさらに時間をかけてみる。それでもわからなければ当然、解説を読んで理解を進めるべきなのですが、しかし、この解説が良くわからない、という場合が案外多いのです。
子どもたちが質問を持ってくるとき、解説は読んだのか聞いてみるのですが、一様にみんな「読んだ」というのです。でもわからない。
まあ、確かに解説によってはわかりにくいところもあるかもしれないが、最近の過去問集は割と細かく解説が載っているので、ある程度読めばわかるところがある。
だから、本当は解説が読めていないのだと思うのです。
なぜ、読めないか。
それは同じようにやってみていない、からだと思うのです。答えを見てフンフン、と読んでもなかなかピントくるものではないが、実際に解説をヒントにもう一度、その場で解くと割としっくりする。
あ、こういうことね、というようなことが実感できるはずなのです。
ただ、解説を読むだけでは、その実感がわかない。実際に過去問をやる以上に答え合わせには時間がかかるもの。
過去問をやって10分で答え合わせが終わる、みたいなことは本当はおかしいと思った方が良いでしょう。
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受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
慶應進学館から