5年生でも組み分け試験が毎月行われる塾が多いでしょう。
で、上位のクラスを維持している子どもたちの話を聞いてみると、そう長々と勉強している子が多いわけではない。
意外と短時間に勉強を終らせている子が多いのです。つまり短時間でできるようになっている。
これはやはり能力の問題と言える部分でしょう。
しかし、そういう子ばかりではない。時間がかかる子もいる。そうなると、応用問題にいくにはさらに時間がかかってしまう。それで長時間勉強するが、それほど成績は上がらないということになってくるのです。だって疲れてくるに決まっているから。
5年生のうちは疲れてはいけない。むしろ余力を残した方が良い。
ロークラスでいいのです。そのかわり6年生の夏を境に上昇していくプランを立てましょう。6年生の夏までは、どの塾でもいろいろカリキュラムが出てくる。そこまで応用問題に手を出さず、基礎に徹するのです。フリーダムの問題で言えば、基本チェック問題にとどめる。
そして、ハードな時間を過ごさないようにします。そうすると余力が残る。しかも基礎がしっかりしている子になっている。こういう子どもたちの組み分けテストは良い成績ではありませんが、しかし、模擬試験でも前半部分は確実に点が取れる子になっているのです。
そしてその基礎がすべて整って繋がり始めるとき、志望校の出題傾向に合わせて応用力を鍛えれば良いのです。受ける学校に必要なことだけやればいいのです。いたずらに難しいことばかりをやって、疲れさせてはいけません。
精神的な安定を得るならば、ここから半年間組み分けを受けないようにしてしまうのも手です。そして基礎に徹する。基礎が十分にできるようになれば、成績を上げるのはそう難しいことではありませんから。
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