毎月、組み分けテストがあるところは、だんだん子どもたちの相対的な位置が変わらなくなってきます。もちろんやらなければすぐに落ちますが、がんばってもまあ、そんなに上がらない。
当然他の子もそれなりに勉強しているからで、だから段々クラスが変わらなくなる。つまりそれは選抜を重ねた結果が出てきている、といってもいいわけです。
大量の問題をこなし、組み分けでそれなりに成績を出せるメンバーがだんだん固まってきて、最後、上位の生徒たちをしっかり指導することで、合格実績を上げるわけです。
しかしその選抜に漏れるとどうなるか?
それなりの目標に向けてがんばってください、ということなのでしょうが、しかし、その選抜の過程で疲弊してしまっている子が多いものです。
しかも疲弊しているとわかっていても、まだ続けないといけないとつい考えてしまう。
それで本当に子どもたちの力が付いていくのか、疑問が残ります。
確かに選抜を重ねて上位に残れば、合格する可能性は高くなるでしょう。
しかし、そうでない場合、違う方法を考えないと逆転は望めない。逆転どころか、子どもたちが思考停止に陥らないように気をつけてください。
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第415回 歩留まり受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
試験の難度慶應進学館から