理科の出題に関しては、生物、地学、化学、物理という分類があるわけですが、近年かっきり4題出題する学校が増えてきました。
考えてみると中学・高校の先生は各科目おられるわけですから、したがって各科目から1題作る、というのはある意味合理的である、といえるでしょう。
しかし、そうなると知識問題と計算問題がおよそ半々になる傾向があり、したがって従来よりも計算問題の比重が高くなっている、ということになります。
これは理系に強い子を採ろうという方針の反映であるかもしれないし、またその分、理科があまり得意ではない子どもたちにとっては厄介な問題かもしれません。
ただ計算問題は算数に比べるとある程度範囲は絞られる。例えば中和の問題は水酸化ナトリウム水溶液と塩酸の中和が出題のほとんどだし、そうなるとどちらかを固定して、どちらかを加えるという2つのパターンに限られてくるから、そこをまずしっかり練習する、というような対策が取れるようになります。
したがってまずこれまでの出題をしっかり勉強するのが良いでしょう。もちろん同じ問題が出るということではありませんが、出題の先生が限られていることから、やはり傾向は似てくる、と思います。
一方知識問題については、これもある程度範囲が限られてきます。全出題範囲の3割が出題の7割を占める、という感じでしょうか。つまり3割覚えれば7割は得点できる、ということなので、優先順位としてこの3割を覚えれば良い。
この3割は各塾が研究して、暗記用テキストに絞ってくれているので、他のことは考えず、しっかりこれを覚えることです。それである程度知識中心の入試問題には対応できるようになります。
一方で数は少ないが、知識も計算もあまり出題しないという学校があります。こういう学校は、例えば資料を提示して、そこから作業をさせて、結論を読み取らせる。あるいは実験結果を見せて、そこから推論させるというような問題を出す。
この場合、解答を記述で書く、あるいはレポートのような形式にする、など各校独自の解答形式があります。これは入試問題を過去にさかのぼってみれば、良くわかるでしょう。
こういう問題を出題する学校を第一志望とする場合は、知識を覚えたからといって得点できるわけではないので、やはり入試問題を中心に対策を考える必要があります。
塾もそういう学校の対策のプリントを用意したり、特別な授業をしたりしているので、それを利用するのも良い方法だと思います。
各校、それぞれ入試について独自の型があるので、それに沿って対策を考えていってください。
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