28Apr 2021
オンラインでも写す
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
国語の記述の勉強をさせるのに、よく解答の清書というのをさせます。

横に解答を置いて、もう一度同じ文章を写させる。なんと、プリミティブな練習をするのか、と思われるかもしれませんが、実は国語に関して言えば大変に効果のある方法なのです。

もちろん、問題を解いた後に行うわけですが、解答を読んでも、実はあんまり答えが頭の中に入っていかないことが多い。

これは算数に比べて、論理が明確に見えないからでしょう。

算数は式で論理が追えていき、なるほど、ここでこうなるから、答えが出る、というような道筋がわかりやすいが、国語はそう明瞭にはならない。

だから、写す。写すにあたって、いい加減に写すとやり直させる。

例えば漢字が違っている、送り仮名がちがっている。本文は漢字なのにひらがなで書いている、全部ダメ。はい、やり直し。

そうなると、子どもたちは「やり直したくない」から、コピーを一生懸命します。そのときに、実は文章が体の中を通っていく(という表現がぴったりするのですが。)ので、その論理がわかる。

しかも、言い回しをそこで覚えるというところがあるのです。

オンラインであっても大事な作業は、同じようにやります。

非常にプリミティブで地道な作業ではあるものの、結構力がついていく方法なので、ぜひ実践してみてください。


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最終更新日: 4/27/21, 2:10 PM