2019年度夏期講習のお知らせ
夏休みに過去問をやるでしょうから、そのときぜひ記録を残してください。
というお話をするとたいていは点数とか、時間とか、いう話になるのでしょうが、私が一番大事だと思うのはミスの記録です。
×がついた問題というのも、まったくわからなかった、という問題もあるでしょうし、ミスをしてできなかった問題もあるでしょう。
ですから、こんな計算をするのです。これは算数だけでもかまいません。
まず問題を解いてもらいます。これで出てくるのが素点。
次に答え合わせをした後、だまって間違った問題をやり直してもらいます。でここまででとれる点数が見込み点。
つまり、本当は取れた、という点数でしょうか。それでも気が付かないミスもあるでしょうが、1回答え合わせをして間違いを指摘された後、できれなければ入試本番でもなかなか見つからない、ということでここまでの点数にしてしまいます。
そうすると見込み点-素点がミスの点数ということになりますから、これを満点で割って百分率にすればミス率が計算されるでしょう。
これが概ね最初のうちは20~30%ぐらいあるものです。それが普通といってもいいかもしれません。
でその内容もできれば記録してください。
問題の読み間違いをした。計算ミスをした。簡単に記録をするだけで結構です。
なぜこういう記録を残すのか。
過去問は1回やればいいというものではありません。しばらくして2回目をやる、できれば3回目までやりたい。少なくとも2回はやってそのデータの比較をしたいのです。
2回目のミス率が本来はしっかり少なくなってほしいところなのですが、まあ、そううまくいかない場合も多いでしょう。
実は同じ問題で同じ間違いをする、ということはよくあることなのです。
本来は解説を読み込んで、納得したはずだから、それができなければいけないのですが、意識していないと精度は上がっていきません。
これは過去問だけではなく、模擬試験なんかでも計算してみてください。
(模擬試験の帳票には載っていませんから。)
データを作ってみると、ミスの傾向も出てくるはずです。こういうデータから、次の作戦を考えていきましょう。
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