06Dec 2019
特定の才能を伸ばす
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

音楽やスポーツの分野では、やはり小さいころからその子の能力を見極めている指導者がたくさんいるので、いち早くその才能を見つけ、それを伸ばす方向へ進む場合があります。

例えばバイオリンを早くから始め、その才能が認められて指導の先生がさらに鍛えていく、というような図式になる。

こういう子どもたちも実は中学受験を進むことが多いのです。

つまり、早くから練習環境を用意する、みたいな話につながっていく。先のバイオリンの話でいえば、バイオリンを学校で習う、というようなことはありません。独自の先生につくわけで、そうすると一番技術が上がっていく14歳とか、15歳のときに高校受験なんかしてられない。だから、先に進学できる学校を選んでおく、みたいな感じです。

だから、最初からそういう前提で相談を受けます。

例えば受験勉強をするにあたっても、バイオリンのレッスンの方が優先順位が高い。また、宿題の時間もそれほど確保できるわけではない。

当たり前ですが、こういう子は歴史の年号を覚える時間よりはバイオリンの練習をしたいと思っているし、まあ、その方が良いと思えるわけです。

だから戦略はまったく違います。

以下に時間を短く、効率的に合格できるかを考える。あまり上位の学校を目標にするわけではないが、だからといって本人の勉強や生活に問題が生じる学校でも困るので、そこはまず吟味が必要ですが、いろいろな状況を考慮して目標となる学校を選ぶ。

実はこういうときに案外大学の付属校を選ぶことが多いのです。ただし、多分、その大学には行かない。けれども、そういう大学付属校は大学受験とは切り離されている分、学内である程度自由にいろいろなことが選択できる面があるのです。

だから、入学して事情を話していけば、例えば海外のレッスンに参加するということもあながち不可能ではなくなるのです。

で、目標が決まれば、あとは以下に短時間でこの学校に合格するかを考える。あれもやれ、これもやれというわけにはいかない。最低限これだけはやる、みたいな絞り込みをして、まさに合格させる、という感じ。

でも、そうやって割り切ってみたときに、一般の受験勉強はなんと無駄なことが多いかを知らされるのです。

もっと時間を効率良く使っていけば、逆にいろいろな才能を伸ばすチャンスもできるのです。


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最終更新日: 12/6/19, 4:57 AM
04Dec 2019
時空を超えた塾
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

スタディールームオンラインには時空を超えた塾、という特徴があります。

インターネットのテレビ会議を使うので、場所はどこでもかまわない。教えるのは時間さえあえば、海外にいる子どもたちにも指導ができます。
現在指導している子どもたちも、通塾という概念で言えば絶対に教えられない子がいるわけですが、それが教えられる方も教える方にも大きな負担もなく一緒に勉強ができる。

また、勉強時間も子どもの都合に合わせて、ここで習う、というようなことが自在に選択できる。フリーダムという名前は、子どもたちにもっと自由を、と思ってつけたのですが、一番、自由なのがスタディールームオンラインなのです。

本来、小学生の受験というのは、子どもたちの負担を考えて、なるべく効率良く進めないといけないわけですが、どんどん子どもたちの負担が増え、通塾期間も長くなり、習いごとをあきらめたり、友だちと遊ぶ時間も減らさないといけない。

しかし、伸び盛りの子どもたちにはもっといろいろなことをやらせたい部分があるわけで、だから時間や場所を上手につかっていく必要があると思うのです。

WEB学習システムも、テレビ会議によるパソコン画面の共有で、さらに力を発揮できるようになったので、さらに指導陣を充実させて、子どもたちのニーズに合わせていこうと思います。

子どもたちのいろいろな可能性を伸ばすために、まずは子どもの都合を優先すべきだと思います。




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最終更新日: 12/4/19, 6:00 AM
02Dec 2019
競わせることに意味があるのか?
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

以前から中学受験は、子どもたちに成績を競わせてきました。

一番古い形であるテスト会は、授業はしませんが、試験範囲やテキストを決めて毎週日曜日に試験をする。

その順位や成績で、概ね自分の位置を知って、受験校を絞るということに使われてきました。しかし、子どもを競わせられると、どうしてもいろいろなところに力が入ってくる。

本当は入試の準備をするはずなのが、そのテストで良い成績を取ることがばかりに目が行ってしまいがちです。

これは今の時代も変わっていない。

塾に~クラス以上でないと御三家に入れない、などと言われると、もうそこへ入ることに目が行ってしまう。

でも、冷静に考えてみると、その試験が入試ではないのです、志望校の入試を調べてみれば、実はその試験とは全く違うことがわかるでしょう。でも、~クラスに入らないと、という気持ちから親も子もどんどん追い詰められていく傾向になっていきます。

それで親子関係がズタズタになってしまっては意味がない。これはあまり楽しくないなあ、と思ったら別の道を考えた方が良いのです。成績は自分が知っていれば良いので、自分で勉強してその成果をチェックし、勉強の状況を改善するというサイクルを続けていけば良いのです。

塾は公開テストをやっているのだから、いつでも全体の中の位置を知ることもできるので、そのデータも活かしていけばいい。

最後に志望校に合格することが一番大事なので、そのやり方を子どもたちの生活に合わせて家庭がしっかり考えていくことが大切です。


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最終更新日: 12/2/19, 5:40 AM