10Feb 2020
「終わらせる」衝動を抑える
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

今年の入試は受験生も多かったので、各校とも僅差の勝負になったでしょう。問題の難易度にかかわらず、やはりできる問題をしっかり得点するということが大事だったわけですが、実際にミスがでたり、できるべきところを落としてしまった子どもたちもいるでしょう。

自分ができる問題を確実に得点する。

この課題を克服することが、僅差の入試を勝ち抜くのにどうしても必要なことなのです。

算数について、式を書く、計算を確認する、問題をもう一度確認する。

とルーティンを続けながら、ていねいに解く習慣をつけていかなければいけないわけですが、しかしただ問題数を増やせば良い、ということでもない。

やはりじっくり考えるという習慣がないといけないところがあるのです。

ただ、やり方を覚えて、こうなればこうなる、みたいなやり方をしている限り、実は出題者の意図を見抜ける学力はつかない。

そのやり方を微妙に変えて解けるように仕組んであるからです。

ここで本当に考える訓練を積んでいるのか、本当にわかっているのか、を積み重ねたかどうかの違いになってくるのです。

まずは自分で答えを出すことにこだわることが大事です。これはどうやって答えを出すのか、本当に自分が考え抜くと、一問やるのでも相当力になるところがある。

しかし、塾のテキストや宿題はもっとたくさんある。だから、どんどんやらせないと終わらない。また子どもたちも早く終わらせたいから、つい、パターン通り覚えたり、適当に答えを書いてしまったりするのです。

勉強は力をつけるためにやるものであって、「終わらせるため」にやるものではない。力をつけるためには徹頭徹尾考え抜く、ということが大事なので、そこを毎日の学習で徹底していくことが正確さを導く第一歩となるでしょう。








【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020春期講習のご案内


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020 合格手帳2ー3月号を差し上げています。 無料です。
2020合格手帳2ー3月号申し込み【新5・6年生用】

【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

お母さんが帰ってくるまで、先生とオンラインで文章読解の練習をしよう

フリーダム進学教室新5年生国語読解コースのご紹介です。
新5年生国語読解コース


今日の田中貴.com

データを読む

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

部活を優先した子

慶應進学館から

2020 湘南作文テーマ


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村

最終更新日: 2/10/20, 8:38 AM
08Feb 2020
クラスが変わらない?
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から




毎月、組み分けテストがあるところは、だんだん子どもたちの相対的な位置が変わらなくなってきます。もちろんやらなければすぐに落ちますが、がんばってもまあ、そんなに上がらない。


当然他の子もそれなりに勉強しているからで、だから段々クラスが変わらなくなる。つまりそれは選抜を重ねた結果が出てきている、といってもいいわけです。大量の問題をこなし、組み分けでそれなりに成績を出せるメンバーがだんだん固まってきて、最後、上位の生徒たちをしっかり指導することで、合格実績を上げるわけです。

しかしその選抜に漏れるとどうなるか?まあ、それなりの目標に向けてがんばってください、ということなのでしょうが、しかし、その選抜の過程で疲弊してしまっている子が多いものです。しかも疲弊しているとわかっていても、まだ続けないといけないとつい考えてしまう。でも、それで本当に子どもたちの力が付いていくのか、疑問が残ります。

相対的な輪切りクラスでは、目標校に対する勉強がやがて不十分になってしまいます。子どもたちが疲れてしまわない前に、その序列から抜け出して、志望校対策がしっかりできる方法へ切り替えていく必要があるのです。


<


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020春期講習のご案内


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020 合格手帳2ー3月号を差し上げています。 無料です。
2020合格手帳2ー3月号申し込み【新5・6年生用】

【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

お母さんが帰ってくるまで、先生とオンラインで文章読解の練習をしよう

フリーダム進学教室新5年生国語読解コースのご紹介です。
新5年生国語読解コース


今日の田中貴.com

水溶液に関する問題

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

読む速さを意識する

慶應進学館から

慶應中等部二次発表数


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村

最終更新日: 2/8/20, 6:02 AM
06Feb 2020
勝ち残りシステムの罠
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

毎月、組み分けテストがあるところは、だんだん子どもたちの相対的な位置が変わらなくなってきます。もちろんやらなければすぐに落ちますが、がんばってもまあ、そんなに上がらない。

当然他の子もそれなりに勉強しているからで、だから段々クラスが変わらなくなる。つまりそれは選抜を重ねた結果が出てきている、といってもいいわけです。

大量の問題をこなし、組み分けでそれなりに成績を出せるメンバーがだんだん固まってきて、最後、上位の生徒たちをしっかり指導することで、合格実績を上げるわけです。

しかしその選抜に漏れるとどうなるか?

それなりの目標に向けてがんばってください、ということなのでしょうが、しかし、その選抜の過程で疲弊してしまっている子が多いものです。

しかも疲弊しているとわかっていても、まだ続けないといけないとつい考えてしまう。

それで本当に子どもたちの力が付いていくのか、疑問が残ります。

確かに選抜を重ねて上位に残れば、合格する可能性は高くなるでしょう。

しかし、そうでない場合、違う方法を考えないと逆転は望めない。逆転どころか、子どもたちが思考停止に陥らないように気をつけてください。


<


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020春期講習のご案内


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020 合格手帳2ー3月号を差し上げています。 無料です。
2020合格手帳2ー3月号申し込み【新5・6年生用】

【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

お母さんが帰ってくるまで、先生とオンラインで文章読解の練習をしよう

フリーダム進学教室新5年生国語読解コースのご紹介です。
新5年生国語読解コース


今日の田中貴.com

第415回 歩留まり

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

試験の難度

慶應進学館から

2月4・5日


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村

最終更新日: 2/6/20, 5:56 AM