20Jan 2021
競争する環境から離れる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

組み分けテストの成績で教室や席まで決まる、というのは、やはり子供たちにとってはプレッシャーがかかる元ではあるのですが、しかし、競争しないと勉強しない、という意見もあるかと思うのです。

そういう子は確かにいるかもしれません。しかし、入試自体は他人との闘いではない。

本人が合格点をとれるかどうか、にかかっています。またカリキュラムの勉強に関して言えば、その内容を100%理解できるかどうか、にかかっている。そこに他人の存在が必要な要素はほとんどない。自分がやるかどうか、自分がわかるかどうか、だけなのです。

で、競争というのは、勝者にとってはモチベーションを維持するものかもしれないが、奮わなかった子どもたちにとっては、ただただ自信を失ったり、意欲をそいだりするものに他ならない。さらに言えば、やはり勝つ方が少数で、奮わない方が多数になりやすいから、選抜される生徒だけが得をするシステム、ということになります。

選抜されなかったら、どうするか、ということになると、むしろそういう競争に参加しなかった方が良かったと思えるほど、自信を失ったり、やる気が出なくなったりする。

自信を取り戻すまでに途方もない周りの努力が必要になったりするのです。

だから、多少なりとも競争と距離を置いた方が良いのです。カリキュラムテストは本当にわかっているかを確認すればいいのであって、人と競争する道具である必要はないのです。




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18Jan 2021
志望校の出題傾向を調べる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

塾としてはいろいろな学校に対応するということで、ほぼすべての範囲をすべての子どもたちにやらせます。

しかし、これが負担の原因になっているのです。

例えば御三家のレベルの問題は出ない学校なのに、そこまで勉強する必要があるか?

あるいは記述が出ない学校なのに、なぜ記述の練習をするのか?

こういう話を塾の関係者にすると、「どんな選択でもできるようにしたいから」という返答になりますが、逆にすべてが中途半端になる可能性もあるのです。

私は優先順位をしっかり決めなければいけないと思っています。

入試は合格するためにやるのですから、何ができれば合格するか、ということを考えていかないといけない。だから、まず目標を絞ります。

その次に、どんな入試を行っているのかを研究する必要があります。

研究の材料は過去問です。

今年の過去問は5月ごろ出版されますが、今も書店には去年の問題までは揃っているので、私は志望校が決まったらまず買ってしまうことだと思います。

その上で、何ができなければいけないのか、どういうレベルの問題までできなければいけないかをしっかり研究すべきです。

もちろん塾も研究していはいるが、しかし、お子さんのことを考えて研究しているのではありません。受験生全般についてあてはまることをやるのであって、お子さんに合わせてくれるわけではないのです。

塾では学校別の授業に足切をつけるところもあります。

つまり組み分けテストである程度の成績を取らなければ受講することができない、というシステムを取っているところもあるのです。

だから対策はある意味家庭でもしっかり考えておかないといけない。そしてその対策を中心に勉強を進めるべきでしょう。




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16Jan 2021
具体的な目標を掲げる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

やる気が起きるようになるには3つのステップが必要になると思います。

まず、ひとつは具体的な目標。6年生もこの時期になれば、やはりこの学校に入りたいというのが、一番でしょうが、4年生や5年生はまだ、そこまでピンとくることはないかもしれない。ということは、漠然とどこか中学に行くために、ということになるわけで、これでは具体性が乏しいでしょう。

具体的にするためには、学校名を絞ると言うことも考えられるし、あるいは目先の目標を作ることもありえる。例えばそれぞれの学年である実力テストで、ある点数をとると言うようなこともひとつの目標となりうるでしょう。

その次に必要なことはその目標を達成するための具体的な方法です。定量的に考えれば○○という勉強を△△時間やるという決め方もありますが、これだとその勉強が本当に力になったのか、ということが今ひとつわかりにくい。それに2時間勉強した、といっても集中していない2時間、漫画もちらちら読んでいた2時間でも一応2時間にはなるわけで、これだとやはりピンとこない。

一番なのはその成果が明確にわかるもの。例えば決められた漢字を覚えるとか、算数の問題を解いて正解率がこのくらいになる、というような結果が明確にみえるものを定めることでしょう。そして3つ目のステップが、できたら思いっきり褒めることです。ご褒美を考えてもいいかもしれない。なぜ褒めるのが大事なのか。目標をクリアしたのだ、ということを明確に意識させるためです。その結果として、子どもたちには自信ができる。「自分でもこういう目標がクリアできるんだ」という実績があるわけだから、その数が少しずつ増えていけばいいのです。

問題なのはその具体的な目標も方法も決めず、「勉強しなさい」「マンガなんか読んじゃダメ」と制約すること。ねえ、そんなんじゃ、やる気にはならないでしょう?



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最終更新日: 1/16/21, 3:24 AM