30Sep 2016
計算練習
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
割合、速さ、比と学習が進んでくると、どうしても分数、小数の扱いが増えます。計算のやり方が身についてくると共に、それなりに正確さとスピードが増してくることが望まれるわけですが、さすがにこれは練習しないと上達しない。

だからといって、一度にたくさんやろうとしてもうまくいきません。

分数と小数の複合問題は、大人が見ていてもムカムカする。

ああ、面倒だ、と見るからに思うものですから、当然、子どもたちも同じ感想を持つでしょう。

したがって、1度に3問ぐらいでちょうどいい。それ以上やると、まず間違いなく、いい加減になる。入試もだいたい計算問題は2問と決まっている。(という学校が多い、という意味ですが)

だからその3問を絶対に間違えないように練習するのがいい。

絶対に間違えないためには、確認すればいい。式を書いて、見直して、「うん、絶対これは合っている」と思ってから答え合わせをする。

それでも最初は間違うでしょう。しかし、そういう時間を積み重ねることによって、力はついてくる。

これは積み重ねですから、ひとつひとつの問題をていねに解いていきましょう。


最終更新日: 10/1/16, 5:55 AM
29Sep 2016
ノートの違い
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
5年生でも、ノートの違いは歴然です。

しっかりていねいに書いている子もいれば、まったくそうでない子もいる。ただ、ノートがキレイであれば成績が良いか、といえばそうではない。

ここは5年生の段階では一致しません。

しかし、学習が進むにつれて、式や説明がきちんと書ける子どもが成績が良くなり、そうでない子は成績が伸びなくなる。ていねいに書かない子はまず間違いなくミスが出る。自分の考え方をチェックする方法がないから、ある意味運任せになるところがあるので、成績の上下動が激しくなります。

しかし、ていねいに書ける子はそこから力を発揮し始める。

なので、やはりノートがキレイに書けるのは間違いなく有利なのです。

早めに身につけた方が良いスキルのひとつ、でしょう。
最終更新日: 9/30/16, 2:42 AM
28Sep 2016
記述式のねらい
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 学習のヒント
最近は国語ばかりでなく、算数の記述も多くの学校で出題されるようになってきました。

算数の記述というのは、要するに解き方を説明せよ、ということなので、式を書いたり、グラフや図を書いたりしながら、正答を求めていくわけですが、学校としては2つの狙いがあります。

算数の問題はレベルをあげると、解くのに時間がかかります。したがって、問題数は少なくなる。問題数が少なくなって、答えだけに○をつけていくと、平均点が非常に悪くなる傾向になります。数が少なくて問題が難しいわけだから、これは仕方がない。

しかし、そうなると差がつかないということになる。同じできないでも、多少の違いはあるはずで、じゃあ、それを見せてもらおう、ということで記述式にする。つまり部分点をつけて差を広げる、ということなのです。

もうひとつの狙いはやはり自分の論理をしっかり組み立てているかを確認する。表現力があるか、というところも記述式では明らかになるから、子どものいろいろな素養が見られることになります。

例えば、字。

普通に答えだけを書いている分には、そう差がつくわけはないが、記述式の答案を見れば、丁寧に解いているかなどは、一発でわかる。

したがって、その狙いに合わせた対策を考えていく必要があります。その第一歩は式を書くこと。

月例テストでは、いろいろな問題を確認しなければならないので、すべての問題を記述にしているわけではありませんが、しかし、やはり日頃からなるべく式を書く指導をしているのは、記述式の学校にも十分対応できる力を養っていきたいからです。
最終更新日: 9/28/16, 9:17 AM