23Jun 2024
個性に合った伸ばし方を
  • 作成者: 広報  カテゴリ: 6年生の担任から

子どもたちの能力はさまざまです。

足が速い子がいて、頭の良い子がいて、計算が速い子がいて、絵が上手い子がいる。

全員がすべての能力に長けているわけではなく、すべてが成長途上。だから、子どもたちに合うやり方でその能力を伸ばすことが一番正しい道筋です。

ところが集団授業というのは、その集団のペースについていけないと、ダメになったような気にさせられてしまうところがある。

本来、受験というのは、合格するためにやることだし、中学受験は入試の一発勝負であることは明確なのだから、その一発勝負に間に合うように準備をすればいいだけの話なのです。

4年生の今頃にどんな成績であろうと、入試には影響はないし、実際にそんな時期に勉強を始めていない子どもだっている。それでも次第にみんなが準備を始め、試験で合格点を取れれば合格するわけだから、その子に合った道筋を開いてあげることが大人の役割だと思うのです。

もっと能率の良いやり方はないか、もっと素早く準備できる方法はないか、考えてあげて欲しいのです。受験勉強についてどちらかといえば過剰な負担が求められる傾向があるのですが、小学生の受験ですから体力的にも難しい部分がある。歯を食いしばって、みたいな感覚を小さいうちからあまり求めすぎないことが大事です。

最終更新日: 6/23/24, 6:22 AM
21Jun 2024
本人ががんばるのが一番
  • 作成者: 広報  カテゴリ: 6年生の担任から

塾の先生の話を聞いていると「私が~に入れた」みたいなエピソードが出てくることがあるのですが、これは違うなあ、といつも思っています。

もちろんその先生はがんばっていろいろ教えたり、世話をしたりしたのだろうが、しかし、勉強したのは本人なのです。

同じようにやっても、勉強しなかった子もいるかもしれないし、また合格しなかった子もいるかもしれない。

子どもは自分で勉強すれば、それなりにちゃんとできるようになる。問題はその力をどうやって引き出すか、だけなのです。

もちろん、そこに塾の先生やあるいはシステムが貢献することはあるでしょうが、しかし、いったん引き出されたら後は本人の勝負であって、合格ラインまで頑張りきれるかどうかにかかっている。

その意味ではまだまだ多くの子どもたちに合格の可能性がたくさん残されていると思っています。今の成績がどうであろうと、全然できないと思っていようと、その流れがどこかで変われば、合格に向けて突き進めるようになる。

問題はそれをどうやって引き出すか、ということであり、それは「勉強しなさい」と言ったところで変わらない。

フリーダムで自分でWEB学習を黙々とやっている子がいます。

この子は明らかにスタートが遅れたのだけれど、6年生の夏休みの段階で完全に追いついた。

受験勉強を始めようと思った時に、いろいろな塾に相談したが「もうちょっと遅すぎるのでは」などと言われて、めげていた子です。でもそう言われたからこそ、システムに向き合ってがんばれた部分もあったでしょう。

これから合格に向けて一気に力を伸ばすことはまだまだ可能です。

だから何とか自分でがんばるきっかけを作ってあげてほしいと思います。

最終更新日: 6/21/24, 6:27 AM
15Jun 2024
ペースの自由を取り戻す
  • 作成者: 広報  カテゴリ: 6年生の担任から
塾に決められたペースは速い。

したがって、多くの子どもたちが、よくわからないまま、次に進んでいる。

スパイラル型カリキュラムだから、大丈夫、などと言われているが、その実、新たにいろいろ加わっていて、本当の意味でもスパイラルにもなっていない。

だから、ちゃんとわかる、次に進む、とできる方が本当は良いのです。

ということで、ペースの自由、というのをフリーダムオンラインのひとつのテーマにしています。

月例テスト5年生分を半年貯めた子も、63ぐらいの偏差値の学校に合格していったから、あまり、焦ってはいけないと思います。

最後、しっかり自分でやるようになると、面白いようにわかるようになるから、まず「わかる」を大事にしていきましょう。
最終更新日: 6/15/24, 6:38 AM