模擬試験では同じ偏差値であったとしても、ある学校の学校別対策の深度には違いがあります。
一般的な模擬試験は、別のその学校の傾向を表すわけではないので、その深度が現れることはありません。
ただ、過去問をやっていての点数の違いは、やはり出てくる。
だから、やはりその学校の合否はその結果で決まることが多いのです。
なので、模擬試験の偏差値で、何でも決めてしまってはいけないところがある。
そろそろ、志望校は決まっているでしょうから、過去問の勉強を自分で進めていくことが大切です。
オンラインによる個別指導は、かなりメリットが多いと言えます。
まず、子どもが通塾する必要がないし、また先生の移動もない。
子どもが出かけない、ということは送り迎えの必要もないし、その間、親が見ていなければいけないこともない。
また先生が移動しない、ということでは先生側のコストにも大きな違いが出ます。しかも、時間の自由が利く。一人の先生が次の生徒の指導に移るのに、クリックだけで済んでしまうから、やはりこれは教える側としても楽。
だから、逆に言えば、いろいろな対応が可能になるのです。
実際に、過去問の添削指導で、一度、答案を添削した後、その答案を画面共有して見せながら解説するとかも、オンラインならでは。
ネットから写真を出して,植物や動物を見てもらうのも、簡単です。
さらに教室が要らなくなる、ということは、当然維持コストも違うので、費用も軽減できる。
これから入試に向けて、オンライン個別をフルに利用してもらえればと思います。
中学受験は、その出題内容が小学校の学習と大きくかけ離れます。
小学校で習うことだけだと、差がつかない。そこで、「小学生でもできる」という内容に広がってしまっているから、学校の学習とかなり違う。
学校の勉強に合わせてみると中学2年生から3年生ぐらいの内容になってしまっているので、必然、やらなければいけないは多い。
学校の先生の中には塾がやらないことを出題することに力を入れる方もいるので、年々準備することは広がっているのです。
で、それを理由に塾は通塾年令を早めているわけですが、しかし、子供たちの年令と学ぶ内容のレベルはそこそこ一致しないとなかなか難しい。
いたずらに早くやればよい、ということではないのです。
が、一方で勉強する内容が高度化しているのは間違いないので、そこをどう整理し、負担を軽減するかを考えていかないといけない。
フリーダムが学校別対策を中心に組み立てるのも、ひとえにこの負担軽減が主眼となっているからです。
何でもかんでもがんばれば、ということにはならない。子どもたちは将来のために受験勉強以外のことにも力を入れなければいけないので、その分いかに負担軽減を図るのか、いろいろ手を考えていかなければいけないと思います。