17Feb 2019
考える力を育てるには
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

考える力はどうやってつくのでしょうか。

私は一生懸命考えるから、力がつくと思っています。

ただ、たくさんの問題を考えればいいというのではありません。子どもが夢中になって、何とか解きたいなあと思いながらやっているとき、(逆に言えば、やらされていないとき)に考える力は伸びていると思うのです。

だから、総じて

やらせるだけでは力がつかない

という部分があるのではないでしょうか。

ノートにいろいろな図を描いたり、計算したりしている時、頭はそれこそ猛烈回転しているわけで、その瞬間に力がついている部分がある。

しかし、ただ課題を終わらせよう、ということになると、ちょっとだけ考えるフリをして、「あ、もうわかんない」になってしまう。

それで答えを見て、答えを写したところで、当然できるようにはならないのです。

本当に自分で考える時間を持てるかどうかで、決まります。

終わらせようとしている限り、なかなか力はつきません。




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最終更新日: 2/17/19, 2:10 AM
16Feb 2019
幼い男の子をどうするか
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

国語の読解についていえば、女子の方が男子よりもできる、というのが通説になっています。

まあ、多分データをとってみるとその通りになるだろうと思うのですが、しかし、なぜそうなるのか?ということについていえば、一般的な解説として出てくるのが精神年齢の問題。

これは中学生までで考えると精神年齢は女子の方が高い。これもまあ、その通りだと思うのです。だから共学校の場合概ね、中学は女子の方が強い。まあ、これも正しいように思います。

男子校の校長先生がよく話をされますが、

「この時期、精神年齢の高い女子にやっつけられることなく、男の子らしく育てるには男子校が良い。」というのもうなずけなくはない。

じゃあ、男子は幼くていいか、といえば、いや、そんなことはない。やはり、男子も精神年齢を上げていった方がそりゃあ、良いに決まっている。

では、なぜ男子は幼いか。

ここでやはりひとつ問題になるのは、やはりお母さんの「手」でしょう。つまり女の子に対して出る「手」に比べて、男の子に対する「手」あるいは「手数」が圧倒的に多いと思うのです。

例えば女の子はお母さんといっしょにキッチンに立っているかもしれない。しかし、男の子は?まずありえないでしょう。きっと。

つまり男の子はお母さんに手をかけられている。ということは自分でやらなくていい。自分でやらないのはラクチンですから、自分でやろうとしない。したがって「幼い」ということになる、わけです。

では対策はどうするか?

そう、お母さんが手をかけない、というのが正しい。しかし、そうすると忘れ物はするし、靴下は右と左と違うものを履いて、まったく気が付かない、みたいなことも起こるでしょう。きっと。

そういうのを見てられない、ではなく見てしまう…。とにかく自分でなんでもするように仕向ける。たとえ遅刻しようと、起こさない。自分で起きるまで何回も遅刻させる。

というような話をしたら、ある小学校では
「遅刻をしたら、必ず親が送ってきてください。」
と言われているとか。(あらら、それでは起こすしかなくなりますよねえ。送っていくのはもっと面倒だから。)

なかなか難しいことではあるものの、まずはそういうことを心がけてみるのはどうでしょうか。


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最終更新日: 2/16/19, 5:31 AM
13Feb 2019
長い文章を読む練習を
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

今年の国語の問題を、少しずつ見ていっているのですが、やはり本文が本当に長くなりました。

採録されている文章がA4で4ページなんてのはざら。つまり、それだけ読みこなす力が必要になっているということです。文章が長くなっているのは国語にとどまらず、理科や社会の問題もずいぶん長くなりました。毎週1回、算数と理科の問題をピックアップしていますが、ある程度コンパクトな問題を探すのが結構大変です。特に理科は図も多いし、読解力は本当に必要だなあと思います。

で、その長い文章を読み慣れる工夫を日ごろの勉強からしておかないといけないと思うのです。

塾の国語の時間にやる文章は案外短いことが多い。というのは、授業時間が限られるからで、その間に読んで解いて解説までたどりつく、ということになるとそれ相応にコンパクトになっていないといけない。しかし、例えば試験時間が50分の学校だと、読んで考えて答えを書くまでで50分を使うので、それをフルにやると授業で解説をやる時間がなくなります。したがってどうしても授業では文章を短くするしかなくなります。

だから、案外長い文章を読み慣れるという機会がないのです。で、もちろん本を読めばいいのだが、本が好きな子ばかりではないでしょう。それに本を読んだからといって国語は考えて、書かないと力がつきません。

そこで1週間に1回でいいので、長い文章の入試問題をやっていってほしいのです。今から。

過去問が一番良いと思うのですが、第一志望の過去問とは限らず、長いなあ、と思われる読解問題を1題。最初のうちは、まず問題文を読むのが大変だったり、あるいは言葉を知らない場合もあるかもしれませんから、できる限り横について知らないと思われる言葉はどんどん教えます。

そして最後まで答えを書き切る。試験時間なんか気にしない。50分の問題が90分かかってもよいからとにかく書き切る、やり切る、ことです。

そうやっていかないと実は読む力もつかないし、読むスピードも上がらない。

国語は、固めてやってもなかなか点数が上がらない分、つい後回しにされてしまいがちですが、それだと力がなかなかつきません。覚悟を決めて、長文をやるんだ、という時間を決めてください。特に男の子はやりたがらないだろうが、しかし、だからこそやる意味があるのです。

3か月続けていると、明らかに力があがってきますから、しぶとく続けてください。


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最終更新日: 2/13/19, 6:05 AM