22Dec 2016
わからないことをごまかさない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
4・5年生のうちは、とにかく「わからないことをごまかさない」ようにしなければなりません。

この態度は「やることが多い」ほど、身につきにくい。当たり前ですが、やはり、みんな早く終わりたい。

だから、まあ、いいや、この辺で・・・。

みたいなことになりやすい。もちろんそういう時もあるかもしれませんが、しかし、基本的に「わからないことをわかるようにする」のが勉強だから、わからないことをごまかすようになると、できるようにはなりません。

そのためには、最初のうちはある程度やる勉強を絞る必要がある。基本的にしっかり勉強できる態度ができあがってから、少しずつ量を増やしていった方が良いでしょう。

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最終更新日: 12/23/16, 5:55 AM
21Dec 2016
効率を上げる(2)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
必要な問題データは2つありました。

1つは志望校に合わせて、「よく出る問題」

もうひとつは本人の学習履歴から抽出される「できない問題」

よく出る問題は、これは過去問を当たればいいわけですが、過去問は出題傾向を表すものの、同じ問題が出る可能性はやはり薄い。その分、その出題傾向に合わせた類題を練習すればいいわけです。もちろん過去問の練習は最優先すべき課題であって、それをフォローする形での類題演習が必要でしょう。

これは出題された各校の問題をはじめ、過去のいろいろな問題を分類、登録することで類題を抽出することは可能です。で、それにはITの力を使うのが一番手っ取り早い、ということは間違いないでしょう。

同様に、できない問題も、子どもたちの学習履歴がわかっていれば、ある程度絞り込むことはできます。

これまでもこれは、模擬試験の結果などから、塾が用意したり、お父さん、お母さんが考えたりしているわけですが、まあ、どちらかといえばアナログ的な処理が多かっただろうと思います。

しかし、これも学習履歴を登録することで問題が解決します。

ただ、学習履歴を登録する、とはどういうことなのか。これはやはり演習問題の答え合わせをシステムで行うこと以外に道はありません。

それで現在採用しているのがWEB演習です。問題はすべてテキストに載っていますから、子どもたちが解くのは紙の上です。

しかし、テキストに答えは載っていません。あくまで答えを入力しないと答えが出てこないシステムになっているからです。で、答えを入力すれば一問ごとに答えが表示されて、答え合わせができるわけですが、一方でその解答履歴はシステムに蓄積されていくことになり、かつ、自分の解答の結果がわかるので、後からもう一度復習することによって、その履歴を変えることもできます。(つまり、あとからできるようになった、という学習履歴もまた加えることができるようになっているのです。)

一発勝負でなくとも、何回かやり直すうちに、履歴が更新されてできるようになっていくことが大事です。

で、そのためにはある程度余裕がなければいけない、ということになります。つまりやるべき問題数が一杯一杯になると、もう後から復習できないし、やり直しができない。

だから量的にはある程度絞ることが必要になります。ただ、だからといって5年生後半からはやはりある程度学習することも増えていくから、そのバランスをどうとるか、が難しいところではあるのですが、多からず、少なからず、という量を吟味してテキストに載せています。

これまでの学習履歴を積み上げることによって、何がわかっているのか、何がわかっていないのか、を吟味し、学校別傾向に合わせて練習すべき問題を優先して出題できるようにする、これが6年生に向けての演習システムになっている、わけです。

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最終更新日: 12/22/16, 5:55 AM
20Dec 2016
効率を上げる(1)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
フリーダム進学教室は2年で中学受験を完成させることを目標にしています。

中学受験をする以上、やはり行きたいところに合格してもらいたい。しかし、だからといって、今の受験準備はあまりにも長すぎるし、塾に行かなければいけない日数も信じられない多いのです。

本当にそんなに必要だろうか?

確かに、中学受験の範囲は学校で言えば中学2年程度まで広がります。しかもその難度はなかなかのもの。それなりに勉強をするとかなり時間がかかることではあるのです。

中学受験であれば、小学校で習うことが範囲になればいいはずですが、それでは簡単すぎて差がつかない。なので、小学生でも解ける、という範囲になり、どんどん範囲が広がってきた。それで早くから勉強しなければいけない、という風に考えられているのかもしれませんが、しかし、小学生だからそんなに早く始めたところで、みんながみんな対応できるわけではない。しかし、それでは間に合わないと煽られているところがあって、その結果として3年生の3学期から塾通いを始め、1年経つころにはすでに自信をなくしている子どもたちが多くでてしまっているわけです。

確かに量が多ければ、早く始める、という方法もありますが、しかし、それでは子どもたちの負担が多すぎる。だとすればどうやれば負担を減らせばいいだろうか。

これを長年考えてきた結果として以下の2つの方法があり得ると思われるのです。

中学入試は独自入試です。それぞれの学校が独自に問題を作るから、学校別の傾向が強く出ます。国語ですべての問題が記述、という学校もあれば、逆に選択肢の問題が多いという学校もある。算数は大問4題しかでないが、それがすべて記述式、という学校もあれば、すべての問題が答えだけ、という学校もあります。

だから、その出題傾向に合わせることによって「やることを絞る」。

また志望校が決まるまでの間は、極力基礎に徹する。これは子どもたちが小さい分、できることには限りがあるので、それなりにみんなができることに集中する。

その上で、それぞれの志望校が決まれば、あとはその目標にしたがって勉強する。

そのひとつのスタイルが学校別特化の塾でした。

しかし、学校別特化の塾、あるいは教室はその学校が限られる。自分の志望校の学校別特訓がない、という子どもたちの方が多いでしょう。

で、それはもはや集合塾で対応することは困難です。1つの教室に同じ志望校の子が集まることはなかなか難しい。だから、ここでもうすでに集合塾のスタイルから個別対応に変わらなければいけないのです。

しかし、それぞれの子どもたちの学習経歴と志望校に合わせて教材を作ることは困難でした。だから、みんなひっくるめてコースを作っていたわけです。

でもそれだと自分が受ける学校の出題傾向と違う問題を解いている可能性がある。本当にそれは無理なのだろうか?と考えたとき、実はそうではないことがわかった。まさにそれがITの力だと思うのです。

ということで、ではどういうシステムを作れば、もっと効率を良くすることができるか、私たちは検討に入ったのです。

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最終更新日: 12/21/16, 5:55 AM