17Feb 2020
出題傾向は変わらない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
出題傾向ばかり勉強していると、出題傾向が変わったときに対応できないから、やはり全部やっておかないといけない、という話を聞かれることがあるかもしれません。

出題傾向が変わることは0ではありません。しかし、概ね、変わることはないと思って間違いはない。今年の入試問題を見ていても、大きな変化があった学校はあまりありませんでした。

もし変える場合は何らか説明会で話が出るでしょう。大きく変えるのに何の説明もない、ということはあまりないのです。

なぜでしょうか?

まず、中学入試はすべて独自入試なので、学校が求める人材像を前提に作られる。

最近リケジョに人気があるので、私立も理系に強い女子を集めたい、と思う場合があるようです。理系に強ければ医学部志望の子どもたちが集まる可能性もあるわけで、学校としては力を入れたい。

で、そういう場合、理科の計算問題を多く出題すれば、このような問題が得意な子が集まるだろうし、苦手な子は敬遠するでしょう。

結果として、学校は欲しい人材を入学させることができます。

だからそう簡単には変わらない。

また変わると思われてもいけない。変わるとなると、また対策を考えなければいけないから、志望するのをやめようか、ということだってあり得る。だから、あまり変えない。

学校の説明会で「対策は過去問をやることに尽きます」という説明がよくありますが、これはその通りです。

だからこそ、学校別対策をしっかりやる塾の合格率は高くなるのです。

実際に中学受験の範囲は実に広いので、子どもたちが全部やりきれるわけではありません。だからこそ、やはり出るところに集中していくしかない。

すでにカリキュラムの学習が終わった、という塾もあるようですが、新6年生は常に出題傾向に注意を払っていくと良いでしょう。

スタディールームオンラインの無料体験は以下からお申込いただけます。

スタディールームオンライン無料体験申し込み


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020春期講習のご案内


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020 合格手帳2ー3月号を差し上げています。 無料です。

2020合格手帳2ー3月号申し込み【新5・6年生用】


今日の田中貴.com

ひとつ叱ったらひとつ褒める

中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

再び机に向かう子

中学受験 算数オンライン塾
2月17日の問題



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村



WEB学習システムは2週間の無料体験ができます。以下のサイトからご体験ください。
 https://ck.freedomsg.net/

最終更新日: 2/17/20, 4:54 AM
16Feb 2020
探しました!
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

これまでの生活の中に、いろいろ受験の要素が加わってくる時期でしょう。

受験はさせたいが、だからといって、家族の生活は大切にしたいし、また子どもともゆっくり食事をしたい。

あれも、これもというわけにはいかない部分は当然ありますが、それでもいろいろ工夫の余地はある。

塾に行く時間を減らす、というのもひとつの工夫であることは間違いない、のです。競争させられることから距離を置きさえすれば、別に勉強すべき内容はいくらでも手に入る。

近年大手の塾は「脱先生力」を目指しているところがあって、ひとつひとつの授業を定型化しています。このテキストで、この内容を、時間内に教える、ということだけに注力しているところがあり、属人的な部分はなるべく否定する。

そのために、多くの「個性的?」な先生が現場を離れているところではあるのですが、それでもシステム化に進む方が、組織としては理にかなっているということなのでしょう。

が、システム化されたものであれば、ITを使ったものを享受した方が手間が省けて良いところはあるわけで、今年も「探しました!ようやく理想の方法が見つかりました」と言っていただけた方もいらっしゃいました。

一生懸命告知をしているつもりではあっても、やはり届いているところは限界がありますから、繰り返しお話をしていかないところではありますが、今の塾の受験スタイルは
塾の経営にとって効率の良いシステムであって、子どもたちの効率は二の次になっている
ということなのです。

だから、子どもたちの効率を考えたやり方を家庭が模索していかないと、受験が過熱気味なだけにさらに煽られてしまうところがある。

これは本当に必要なのか、ここまでやらなくてもいいのではないか、ということは常に自問自答していただいた方が、子どもたちにとってはプラスが多いと思います。






【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020春期講習のご案内


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020 合格手帳2ー3月号を差し上げています。 無料です。
2020合格手帳2ー3月号申し込み【新5・6年生用】

【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

お母さんが帰ってくるまで、先生とオンラインで文章読解の練習をしよう

フリーダム進学教室新5年生国語読解コースのご紹介です。
新5年生国語読解コース


今日の田中貴.com

水溶液に関する問題

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

5555日

慶應進学館から

2月11日午後1時


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村

最終更新日: 2/16/20, 6:06 AM
15Feb 2020
なぜ学校は作業することを求めるのか
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
近年、算数の問題を見ていて、学校が子どもたちに作業をさせようとしている、という意図を感じることが多くなりました。

問題を見ていて、うん、これはどうやって解くか?と思うことは多々あって、考えるきっかけをつかむためにまずは書き出してみる。

すると、意外な規則が出てきたりするのです。

どちらかといえば、単純に書きだすのは愚の骨頂、みたいな感覚があるからこそ、それを逆手にとっているといってもいいかもしれません。実際に中学に入った子どもたちを見ていて、いわゆる解法テクニックに走る子どもたちに警告を発している、とも感じられる。

グラフを描いたり、図を描いたりしながら、着想の出発点を見出せる力を見ているようなところがあるのです。

なぜこのような問題が増えてきたかを考えてみると、いわゆる学問的なアプローチを意識しつつある、と思うのです。

これまで、どちらかといえば「小学生でもできる問題」という視点でいろいろとこねくり回していた部分が算数にはあったわけですが、実際にデータを取ってみて、その中から何等か共通すべき特徴、あるいは推論できる式のようなものを見つけだし、結論を導こうという思考のステップみたいなものを試そうとしているのでしょう。

それは中学に入ってから、いろいろな場面で必要となってくる。例えば実験をしたり、動植物を観察したり、という中から何かを見つけ出す、ということを学校でも頻繁にやるようになっているわけで、それに耐えうる人材を求めようとしているのかもしれません。

でも、これはこれでいいことだと思います。

そうやって地道にやったことの中から、万能細胞の発見のようなすばらしい成果が生まれたりしているわけですから、そういうことも子どもたちには意識してもらいたいと出題者は思っているのでしょう。

子どもたちにも大いにそういう練習をしてもらいたい。まずは書いてみよう、は決して悪い方法論ではないということを体得してもらえればと思います。

スタディールームオンラインの無料体験は以下からお申込いただけます。

スタディールームオンライン無料体験申し込み


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020春期講習のご案内


【NEW!】フリーダム進学教室からのお知らせ

2020 合格手帳2ー3月号を差し上げています。 無料です。

2020合格手帳2ー3月号申し込み【新5・6年生用】


今日の田中貴.com

第416回 優先するのは「一度やってできなかった問題」

中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

習い事を続ける工夫を考える

中学受験 算数オンライン塾
2月15日の問題



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村



WEB学習システムは2週間の無料体験ができます。以下のサイトからご体験ください。
 https://ck.freedomsg.net/

最終更新日: 2/15/20, 5:13 AM