22Feb 2018
カリキュラムテストへの対策があだになる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
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ほとんどの塾ではシラバスというか、カリキュラムが決まっているでしょう。少なくとも中学受験に出る範囲は6年生の夏休み前までに一応履修を終える、ということで段階的にカリキュラムが組まれます。例えば、算数と理科でもお互いのことを考えてカリキュラムを考えます。電気にしろ、水溶液にしろ割合や比がある程度自在に使えるようになってからでないと勉強しても難しいだけなので、どうしても算数がある程度進んだ時にやることになるから、6年生の前半に集中します。

で、カリキュラムがあれば、それがどのくらい理解できたかをチェックするためにカリキュラムテストがあり、これが多くの塾では組み分けに使われています。

昔は週例テストの方が多かったのですが、やはり忙しすぎる、というので組み分けやカリキュラムテストはマンスリーが主流になりました。ところが、この月例というのが、結構くせものなのです。

つまりテスト前に覚えればいいや、というので、その週、その週はなんとなく理解や作業をぼかしてしまう。その分、試験前にはそれがたまるから必然、試験前は忙しくなる。まあ、どこの中学でも見られる風景なのですが、しかし、こと受験はそれではいけないのではないか、と思うのです。

最終的な目標である中学入試というのは、何がでるか、わからない。だから、そこまでに力を培うわけですが、カリキュラムテストというのは、出るものがある程度しぼれるから、つい対策をしてしまう。

結果として漢字をやったり、社会や理科の知識を覚えることに時間を費やし、肝心の算数の時間が減ってしまっているのです。

もう6年生になったらカリキュラムテストの前の一夜漬けはやめるべきだと思います。そういうことをやっているから、算数に時間が割けない分、算数がなかなか上がらない。特にこの時期は算数が大事で、力をしっかり培わないといけないのですが、それにエネルギーをかけていられない、という状況になっているのです。

組み分け対策に力を入れると、クラスは何とか維持したが、入試本番はダメだった、ということになりかねません。点数は社会でとるのではなく、算数でとることを考えてください。

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最終更新日: 2/23/18, 5:55 AM
21Feb 2018
基礎を優先し、応用の枝葉は「学校別傾向」で伸ばす
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
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今年の受験、いやだなあ、と思っていたことが出なかった、という経験をした子も少なくないでしょう。

例えば理科の物理の計算はいろいろなテーマがあり、例えば浮力が嫌い、というのもあるでしょう。しかし浮力が出なければ関係ない。

で、実際に学校別傾向を調べていくと、出そうにない、というテーマは案外あるものです。

しかし組み分けテストはそういうわけにはいきません。毎週、毎週勉強する内容をチェックするわけですから、「すべて出る」のです。

でも入試には出ないものがある。そして、ここが大事ですが、「すべてをやるのは大変なので」優先順位をつけた方が効率的ではないか、ということになってくるのです。

フリーダムでは基礎を優先し、応用の枝葉は「学校別傾向」で伸ばすという学習法を進めているのはそのためです。

実際に中学受験の範囲は公立中学でいえば中2まで含まれます。だから小学校の勉強をやっていれば、中学受験は大丈夫、にならない。みなさんが中学受験専門の塾に行かれるのはこのためです。

しかも最近はそのスピードがあがりつつある。小5までに全部の範囲を終えて・・・は、できる子とできない子がはっきり分かれます。

以前、「小5の壁」という言葉を聞いたことがあります。これは4年生まではやさしかったのに、5年生になったら難しくなってついていけなくなった、ということなのですが、今後のカリキュラムによっては小4の壁になってしまうかもしれない。

しかし、山に登る道はいろいろあるし、結局、入試で合格点をとればいいのです。

「すべてやらなくてもいい」のです。

まずはしっかり基礎を固めていくことが大事です。優先順位を決めて、できることを確実に進めていきましょう。


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20Feb 2018
親が教えても問題はない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
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子どもは大きくなるまでにいろいろなことを学びます。別にこれは勉強だけではない。普段の暮らしからものの考え方まで。箸の上げ下ろしもあるだろうし、身の守り方もあるかもしれない。そういうことをすべて学校で教わるわけではなく、また自分で学ぶわけでもない。

当然お父さん、お母さんからも学ぶことがたくさんあるわけで、だから親が教えるということについて何も遠慮することはないのです。

これは中学受験の勉強についても同じ。塾で習うことと違うやり方で教えても全然かまわないでしょう。方程式を一生懸命教えているお父さんもいるかもしれないが、いつかは役に立つかもしれない。それを子どもたちが聞いて、咀嚼して、自分で考えて使えるようになったり、できるようになったりしていくから、最終的には子どもの判断に委ねられる。

ということを親がわかっていればいいのです。むしろお父さん、お母さんから何も教わらない、子どもの方がかわいそうだ、と思います。たくさんのコミュニケーションがあって親から教わることがあって、子どもたちが成長していく、のが当たり前の話であって、別に中学受験だからといって遠慮することはない。

いっしょに同じ文章を読む、というだけでも子どもたちにとっては貴重な体験なのです。大いにこの先も子どもたちにいろいろなことを教えてあげてください。

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