08Apr 2021
受験に関して幼い子の弱点は「やらなければいけないことができない」ことでしょう。
式を書かないといけない、自分で考えないといけない、特に考えもせずに答えを口にしない、と指示されたことができない。
頭では当然やらないといけないことはわかっています。しかし、実際にはできない。
もう半年以上言われ続けていることができないわけだから、じゃあ、9ヶ月後にできるようになるか???
ただ、子どもたちも同じところにいるわけではないので、日々成長する。まあ、そのうち本気になる、ということもあるでしょうが、やはり日ごろの生活の中でなるべく自分でやることを増やした方が良い。
実際に受験生なんだから、と王様気分でいる子もたまに見かけます。これは明らかにやり方を間違えている。
この辺は充分に気をつけていった方が良いでしょう。
「お母さんがやれと言ったからやっただけだ」
みたいな雰囲気になってくると、本人にとってもただストレスがたまるだけになってくるので、なるべく自主的に受験勉強に向かわせていく必要がある。
しかし、そうなるとまったく勉強しない、ということもあるので、頭が痛いのです。
が、やはり自分でやる、ということを引き出していかないと、この先ずっと手を引っ張っていくわけにもいかない。
なので、多少なりとも本人がやるまで、ガマンするしかないのです。
それでうまくいかなかったら、次の機会に受験を回しても良いのかもしれません。

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最終更新日: 4/7/21, 7:55 AM
07Apr 2021
子どもたちが生きてきた時間はまだそう長くはないので、当然経験していることも多くはありません。
したがって物語文を読んでいて「ピン」とこないことは多いのです。
なぜここで泣いてるのか?
なぜ相手にそんな態度をとるのか?
そういう場合は当然、読解の問題もよくわかっていない、という場合があるでしょう。
それは答えを見てもあまり解決しないかもしれません。
授業のうまい国語の先生を見ていると、やはりドラマ仕立てで場面を再現するなど、子どもたちが物語にリアリティーを感じられるように工夫しています。
それでもなぜ?と本人が思うことはたくさんあり、逆にそういうところから少しずつ知見が増えてくる部分もあるのです。
「ウチの子は感情がないのかしら?」
ということではありません。
ただし、そういう場面をしっかり思い浮かべさせてあげる必要はあるわけで、家庭でもその文章を読んでお父さん、お母さんが感じることをいろいろ話してあげると、知見を増やすことになるから、次第にわかり始めてくるでしょう。
あせってはいけません。

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最終更新日: 4/7/21, 6:31 AM
25Mar 2021
フリーダムのWEB学習システムの国語の問題には、「当てはめ作文」があります。
これは、文章の要約を表した文章の中に空欄があり、それを文中の言葉で埋める、という問題なのですが、やってみるとそう簡単ではない。
子どもたちもテキストをひっくり返しながら、いろいろ言葉を見つけては文字数に合わせて当てはめています。
この目的は、文中のキーワードを探す練習をする、ということです。
国語の問題というのは、文章があって作題者がその文章を根拠に問題を作ります。したがって文中にこう書かれているから答えはアというような論理が成り立っているわけで、文中のキーワードに対する感覚を強めなければ、答えが見つからない。
で、この作業をすることによって次第に、文章の中でポイントとなる部分が目につき始め、キーワードを絞りやすくなってくる。それと同時に、文章の趣旨が頭の中に整理されてくるので、この作業の後に問題を解くと、正解率がかなり高くなってきます。
文章読解の能力を上げるためにはいくつかの能力を複合的に高めていく必要がありますが、この練習も大事な要素の一つです。

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最終更新日: 3/24/21, 9:46 AM