07Apr 2021
子どもたちが生きてきた時間はまだそう長くはないので、当然経験していることも多くはありません。
したがって物語文を読んでいて「ピン」とこないことは多いのです。
なぜここで泣いてるのか?
なぜ相手にそんな態度をとるのか?
そういう場合は当然、読解の問題もよくわかっていない、という場合があるでしょう。
それは答えを見てもあまり解決しないかもしれません。
授業のうまい国語の先生を見ていると、やはりドラマ仕立てで場面を再現するなど、子どもたちが物語にリアリティーを感じられるように工夫しています。
それでもなぜ?と本人が思うことはたくさんあり、逆にそういうところから少しずつ知見が増えてくる部分もあるのです。
「ウチの子は感情がないのかしら?」
ということではありません。
ただし、そういう場面をしっかり思い浮かべさせてあげる必要はあるわけで、家庭でもその文章を読んでお父さん、お母さんが感じることをいろいろ話してあげると、知見を増やすことになるから、次第にわかり始めてくるでしょう。
あせってはいけません。

にほんブログ
最終更新日: 4/7/21, 6:31 AM
25Mar 2021
フリーダムのWEB学習システムの国語の問題には、「当てはめ作文」があります。
これは、文章の要約を表した文章の中に空欄があり、それを文中の言葉で埋める、という問題なのですが、やってみるとそう簡単ではない。
子どもたちもテキストをひっくり返しながら、いろいろ言葉を見つけては文字数に合わせて当てはめています。
この目的は、文中のキーワードを探す練習をする、ということです。
国語の問題というのは、文章があって作題者がその文章を根拠に問題を作ります。したがって文中にこう書かれているから答えはアというような論理が成り立っているわけで、文中のキーワードに対する感覚を強めなければ、答えが見つからない。
で、この作業をすることによって次第に、文章の中でポイントとなる部分が目につき始め、キーワードを絞りやすくなってくる。それと同時に、文章の趣旨が頭の中に整理されてくるので、この作業の後に問題を解くと、正解率がかなり高くなってきます。
文章読解の能力を上げるためにはいくつかの能力を複合的に高めていく必要がありますが、この練習も大事な要素の一つです。

にほんブログ
最終更新日: 3/24/21, 9:46 AM
24Mar 2021
小学6年生と言いながら、4月生まれがいて、3月生まれがいます。
生まれが遅いからと言って成長が遅いわけではないが、ではみんな差がないか、というとそうではない。
大きな子がいて、小さな子がいて、体力がある子がいて、すぐ疲れてしまう子もいます。
しかし、どちらかというとそういうことは一切無視して、塾のペースで受験勉強は進む。
本当は子どもたちそれぞれに個々の差があるので、その状況に合わせた受験勉強をしないといけないのです。
だれもが週5日の塾に行く必要があるのか?といえばそんなことはないし、だれもが小学校5年までにすべてのカリキュラムを終わらせる必要があるか、といえばそうではありません。
で、ここに落とし穴がある。
みんなと同じにできないということは、ウチの子には力がないのか、といえばそんなことはない。
本人なりの伸ばし方があるはずで、それをやれば良いだけの話。
実際に大事なのは入試に間に合えばいいだけのことです。
だから、同じにできないとわかれば、方法を変えればいいのです。それを無理をさせてやらせるから、かえってさらに難しくなってしまう。
ウチの子にはウチの子に合うやり方で勝負してもらいましょう。

にほんブログ
最終更新日: 3/23/21, 11:23 PM