31Oct 2020
弱気にならない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

 

これから6年生は子どもたちのデータがたくさん出てきます。偏差値や合格可能性を見ていると、安心してみてられる、という場合は残念ながらそれほど多くはありません。成績が良い子どもたちでもやはり上下動はある。まだ小学生ですから、そういう意味では安定しない部分はやはり高校生や中学生に比べればあるのです。

そういうデータをいろいろ見ているうちに、お父さん、お母さんも強気になったり弱気になったりする。もしかすると全部合格するかも、と思ったり、安全校を落としたらどうしよう、と心配になったり。

親というのはいつまでたっても子どものことは心配なのです。だから不安になって当たり前の話。それをおかしいと思ってはいけません。ただ、学校選びの場合は強気と弱気はやはり共存するべきだと思っています。つまり挑戦して合格できればいいな、と思う学校はあっていいし、ここはしっかり合格を取りたいと思う学校もあるべきなのです。そして、そのひとつひとつについて、これからもまた強気、弱気が出てくるのだけれど、ある意味本当によく考えて、よしこれで行こう、と決めたらもう迷わないことです。

いったん変え始めるときりがない。データだってこれからたくさん出てくるわけだから、良い話ばかりではないだろう。でも、それでももうここまで考えたのだから、これで行こう、という事で良いのだと思います。

第一志望が決まり、それ以降の受験校も決まれば当然、過去問もやるし、学校別の対策をするわけで、それがすぐ変わってしまうと、対策も過去問も変わるわけだから、準備がより大変になるのです。だからもうこれで行こう、と決めてあとはしっかり対策を進めていくことが大事。

ポイントは安全校になるので、そこをしっかり決めて後は強気でいきましょう。




今日の田中貴.com

力のつりあいに関する問題

中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

受験生はエラくない


慶應進学館から

自己紹介欄

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村

最終更新日: 10/30/20, 10:33 PM
29Oct 2020
やろうと思えばいろいろあるが
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

 

受験勉強をやるからには、これだけやればまあ、大丈夫だろうというような学習量があるように錯覚してしまいがちです。

ところがそんなものは実は存在しない。

例えばある子が算数の問題を1000題解いた、としましょうか。

それでもその子は合格しない場合もあるでしょう。一方で500題も解かないのに、なぜかもうできるようになっている子がいたりするのです。

ポイントは、その子の能力開発に十分な学習量であればいいという点です。一生懸命やっても終わらないという量は、十分な学習量ではなく、むしろ弊害の多い量といえるでしょう。

終わらせることに目がいけば、ひとつひとつの理解は十分でないので、当然結果は出ません。

一生懸命やって、よくわかると子どもが自信を持てる量

というのを考えていく必要があります。

それをどう決めていくか、によって無駄な時間がなくなるわけですが、案外無駄なことをやっている時間が長かったりするものです。

勉強はあくまで中身で勝負すべきであって、時間が長ければ良いとか、問題数が多いから良い、というわけではないのです。




今日の田中貴.com

第453回 過去問の計画を見直す

中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

負担はどんどん増えるもの


慶應進学館から

間に合わない子の対処法

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村

最終更新日: 10/29/20, 4:18 AM
27Oct 2020
どうやれば正確に解けるのか、本人に考えさせる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

 

どうも、最近成績がふるわない。模擬試験は後からやり直すとできるけど、点数がまとまらない、という受験生は少なくありません。

で、あまり深刻に考えると、「スランプかしら・・・」などと考えがちですが、要は正確に解き上げる技術が身についていない。

これもまた実力ではあるものの、決して今まで勉強していなかった、ということではありません。

で、ミスはいろいろ起きる。

ミスをするな、といわれたって、もとより本人はミスするなどとは思っていない。

しかしながら、ミスをするわけで、自分のミスの傾向とその対策を考えていく必要があります。

「で、何を求めるんだっけ?」というつぶやきも、ひとつの方法ですし、式を書いてその場で計算を確認していくことも大事。

子どもによっては途中まで筆算を書いていたものの、頭の中で暗算してしまい、そこに答えを書いていない、という場合も少なくありません。結果がそこに残っていない、ということは、後で確認するためには最初から計算するしかない。

それは非常に時間がもったいない。だから、過程を残して確認する方が良いのです。しかも、その場で確認しないと、別の問題から、戻ってやるには思い出す作業が必要な分、勘違いも起きやすい。だから、その場でていねいに見直して、一発で解き上げる方が良いのです。

できる子もミスをするのですが、それでも彼らは試験時間中にそれを修正するのです。

正確に解き上げる技術が身につけば、成績は安定します。だから、まず自分のミスの傾向を知り、その対策を考えて実行し、それを模擬試験で試していく。

難しい問題を解くよりも、正確に解き上げる技術を修得することに力を入れてください。




今日の田中貴.com

みんなができない問題はできなくていい

中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

しつこく考える


慶應進学館から

慶應湘南、オンライン文化祭と入試説明会

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾)へ
にほんブログ村

最終更新日: 10/26/20, 10:46 PM