10Sep 2017
太郎君の持っているお金の3分の2が1200円。では太郎君が持っているお金は?
1200÷$$\frac{2}{3}$$=1800
という式で答えるわけですが、太郎君の持っているお金を【3】とすれば1200円は【2】だから、1200÷2×3=1800とも出せる。
3分の2で割る、ということは2で割って3倍するということですから、同じであるわけで、いずれにしても自分が書いた式の意味を理解していないといけない。
「え、先生どっちだっけ。かけるんだっけ、割るんだっけ」
割合の習い立てでは、こういう質問が多い。すぐに公式をたよろうとするから、こういう聞き方になってしまう。
今書いている式の意味は何かをしっかり考えれば、かけるか、割るかで悩む必要はなくなります。
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最終更新日: 9/11/17, 5:55 AM
08Sep 2017
受験校か、付属校かを決め、なるべく自由な学校を選び(これには異論もあるかもしれませんが)、あとは男子校・女子校、共学校と部活、そして通学時間を考えればいいことになります。
まず簡単なところで、通学時間から。
通学時間は1時間以内がいいでしょう。本当はもっと近くてもいい。最近はおそろしいほど電車の運行距離が長くなってきました。今度開通した東京ー上野ラインというのは、最長、黒磯から熱海までずっと走っているらしい。
中学生は寝ます。もう、これは絶対に電車の中で寝ると思っていい。
つわ者は、終点まで行って起こされ、次に起きたらまた終点だった、ということもあるらしい。したがって、長い電車に乗るといったいどこまでいくかわかりません。だから、本当は寝る暇がないぐらいの方が良いのです。
それに部活をやるということになれば、当然練習時間もあるし、朝練もあるかもしれない。45分ぐらいのところで見つけられればいいかもしれません。
またはどうしてもこの学校、というのであれば引っ越すこともアリでしょう。
次に、部活。
これはもう本人がやりたい部活があることが一番。以前、囲碁命の親子がいて、お父さんも本人も囲碁が好きで熱心だから、もう囲碁部が強いところ、ということになって、実はそうなると結構難しい学校になるわけですが、でもその中でも指導体制がいいというので、ある学校に見事に合格していきました。
こういうのは勉強するエネルギーを生み出すので、結構大事なことなのです。例えばサッカー部に入って日本代表、なんて夢を語っている子どもたちは多いわけですが、それにはそれなりのルートがあるわけで、ただサッカー部があるところではうまくないわけです。で、熱心であれば当然そういうことを考えて選ぶから、まあ、それなりにモチベーションも維持できるので、これは一緒に考えてあげた方が良いでしょう。
で、最後が男子校か、女子校か。
最近は男の子も女の子も、割と共学が好みです。だから女子校がどんどん共学校に変わり、男子校も共学校に変わっている。
しかし断固として男子校、女子校を貫く学校もあります。
基本的に男子は女子に比べて幼いので、中学時代は女子の方に圧倒されることが多い。これが高校になると少しずつ力を取り戻していく、ということになるわけで、したがって中学の間は男の子だけで育てた方が良い、という考え方はあるわけです。
また、学内に色恋沙汰を持ち込まれるのは面倒だ、ということで女子校を貫く場合もあるようですが、まあ、これは本人の好みでいいでしょう。
「絶対男子校」と言っていても途中で後悔したりするのだから何ですが、一応本人の望みに合わせてあげるといいでしょう。
ということで、これだけ絞り込んだら、後は学校に見学に行きましょう。もちろん説明会も良いですが、普段の日に普段の子どもたちの様子を見に行く、というのも悪くはないものです。
で、子どもたちの様子を見ていて「この学校に入れたいなあ」とか「私、この学校に行きたいかも」と親が思えれば、結構フィーリングの合う学校、ということになるので、後はそこに向けて学力を上げていきましょう。
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06Sep 2017
次に決めるのは、スクールカラーでしょう。実は、志望校を決めるにあたって、最も大事だと思うのはこのスクールカラーなのです。
スクールカラーはいろいろありますが、大別すると放任型と管理型になります。放任型というのは、非常に自由な校風ですが、自由にもいろいろ度合いがある。たとえば、まったく制服がない、という学校もあれば、基準服というスタイルを決めて多少なりとも自分でアレンジして良い、という仕組みの学校もあります。ただ、基準服がある学校はジーパンを学校にはいていくわけにはいかないので、やはりそれなりにチェックされるところはあるわけです。
校則もやはりいろいろで、「自分で考えることが校則」という学校もあれば、多少なりともいろいろなルールを決めている学校もある。
例えば携帯電話は全く持ち込んではいけない、という学校もあるし、それも自由に決めてよいという学校もあるわけです。
その辺は良く学校説明会を聞いておいた方が良いでしょう。
子どもがいろいろな可能性を試すという点においては、やはり自由な学校の方が良いと思います。ただ、当然中学生は自由と放任を取り違えるところがある。だから、何をしてもいい、と勘違いしてしまうところがあり、まったく勉強しなくなって成績がふるわず、突然退学を言い渡されたりする場合もあるのです。
そういうリスクを考えるならば、多少なりとも学校がしっかり管理してくれた方が良い、というので、近年管理型がお母さんたちには人気があります。しかし、子どもたちにはストレスがかかる部分はあるでしょう。成績も細かく管理され、宿題も多く、部活もあまり自由にできないということになれば、おもしろくない、と感じるかもしれない。
そうなると、学校に行くのがいやになる場合もあります。私立といえども不登校はありますから、あまり本人がストレスを感じるような環境はやはり考えた方が良いと思います。
お父さん、お母さんが「自分が行きたいと思う学校」を選ぶのがいいのではないでしょうか?それは案外、選びやすい視点かもしれません。
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