17Aug 2017
中学は義務教育ですから、別に受験をしなくてもかまいません。
公立の中学に進むことはできるわけだから、同じ小学校で受験勉強をしていない子どもたちもたくさんいます。その中で、遊びや習い事をがまんして受験勉強をする動機をしっかり作っていかないと、やはり勉強は続かない。
子どもたちには事あるごとに、そういう話をしていかなければなりません。
例えば、この学校に行けばおもしろい部活がある。
この学校に行けば休みが多い。
この学校に行けばおもしろい学校行事がたくさんある。
親は例えば「大学受験に有利だ」とか「優秀な子が集まるから」みたいな話をしがちですが、実は、そういう話はあまり子どもたちにはピンとこない。
自分が利益を受けるというには、あまりに先の話だったり、あるいは「それって、競争が厳しいってことじゃん」みたいな話になりがちです。
だから、直接恩恵を受ける話がいい。
そのために学校見学や文化祭、運動会の見学などはやはり欠かせないところなのです。
5年生はこの秋、気になる学校には必ず出かけてしっかり動機を作ってください。
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15Aug 2017
お母さん同士の話から、
「~ちゃんは、学校から帰ってから、6時間も勉強してるんだって。」
とか
「~君はもう、過去問終わっちゃったんだって。」
という話を子どもにされる場合があるかもしれません。
本人がやる気になってほしい、と思う気持ちもあって、こういう話をされるのでしょうが、逆にそういう話は「比べる」ことを子どもに促している部分もあります。
「~ちゃんのお母さんは、いつも算数を教えてくれるんだって。」
「~君のお父さんはいつむ塾に迎えにきてくれるんだって。」
という話をお父さん、お母さんが聞いたらどんな気持ちになるでしょうか?
「ウチはうちよ。」
と思われるのであれば、子どもも
「ボクはぼくよ。」
と思ったとしてもおかしくはない。
むしろ、そうあってほしいと思います。
人がどうであるか、ということは、受験ではあまり重要ではない。入学試験というのは、本人が受験する入学試験で合格点をとればいいだけのことであって、だれそれがどうであるか、ということは何も関係がない。
むしろ、何をやらなければいけないか、ということが明確になって、それを実行していくことが大切で、やらなくてもいいことは「やらない」と決めることも本当に大事なことなのです。
つまりそこだけに注力していればいいので、他のことは眼に入らなくていい。
これからは、いろいろとお母さん同士で情報が行き交う時期に入ってきますが、あまり心を揺らさないことです。
「ウチはうちよ。」
と考えることが一番大事な心構えでしょう。
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13Aug 2017
この時期旅行をするご家庭は多いと思いますが、ぜひ子どもたちには地図を持たせて欲しいと思うのです。
別に学校の地図帳でかまいません。いま、どの辺にいるのか、どんな景色が見えるのか。電車の進行方向に向かって左側には何があるのか右側には何があるのか。
そういうことを地図を見ながら、実践的に学ぶチャンスはそう多くはない。せっかく旅行に行くのであれば、ぜひそういう実践的な勉強をできるようにしてください。
あれは~山脈かもしれないと名前がわかるだけで、関心が全然変わってきますから。
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