04Mar 2018
ベテラン指導のメリット
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
フリーダム進学教室 春期講習のお知らせ

今年から新たに指導経歴の長い先生に参加してもらっています。で、その指導を見ていていろいろ感じることがあるのですが、一番のメリットはやはりいろいろな学校に合格させた経験を持っている、ということではないかと思います。

教える内容はテキストやシステムでいろいろ工夫することはできますが、学校はそれぞれいろいろな出題傾向があり、子どもたちには科目の得手不得手や成績の取り方のスタイルがある。したがってどこをどう伸ばし、何を優先するのか、ということが大きな課題になる。

それが自然に考えられて、手はずが整ってくる。システムの中から何をやってもらい、何を捨てるのか、明確になってくるのです。

そうなれば、テキストやシステムもまた活きてくる。相乗効果が出てくるということでしょうか。

先生と子どもの相性もあるので、なるべく相性の良い先生に指導をしてもらうように心がけています。

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最終更新日: 3/5/18, 5:55 AM
03Mar 2018
基礎を固める
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
フリーダム進学教室 春期講習のお知らせ

塾のテキストやカリキュラムというのは、入試に対応するということがひとつの命題です。ですから、新しい傾向の問題が出たり、新たな分野として切り分けたりする必要が出てくるので、数年に1回カリキュラムを変更します。毎年、少しずつ変えるところもありますが、しかし減らすことがあまりない。

 したがってどんどん増えるという傾向にあるのです。

 だから5年前、10年前と比べてみると、ずいぶん増えていることになります。

 で、問題はそれを全部できる子がどのくらいいるのか?とそれがどの学校にも必要なのか?という点。

 もちろんそうではないわけで、したがって第一志望を決めることである程度、やるべきことがしぼられてきます。

 勉強を効率的に進めるには、第一志望を決めることが一番です。ところが多くは、成績がある程度出てから決めることが多いのです。しかし、やはり目的があるから、勉強もがんばるというのが普通ですから、子どもの力を引き出すという意味でも第一志望を早めに決めることは大事なことです。

 第一志望が決まると、学校によって難しい問題は必要なくなります。

 土台、中学受験の範囲は小5から中2まで約4年分に広がっていますから、いかに効率的にやるかを考えていかないと、自信を失ってしまうでしょう。

 ですから、カリキュラム内容を勉強しているときは、あまり難しい問題までやるよりはしっかり、基礎を固めていくべきです。基本問題ができないうちは、そこに力を集中すべきです。時間があれば難しい問題にも手を出してかまいませんが、それでも量は限った方が良いのです。

 そして、カリキュラムが終わったら過去問を中心に勉強していく。問題演習は受験する学校でやれば、入試傾向は把握できるし、出るものを勉強するから効率は間違いなく上がります。

 フリーダムのやり方も同じです。カリキュラムが終わるまでは、基本的な問題を中心に学習する。カリキュラムが終わったら、その後は学校別バインダーを使って、出題傾向に合わせて「良く出て、自分ができないところ」を優先順位をつけて勉強するのです。

システムで答え合わせをするのは、子どもたちの学習履歴をサーバーに登録するためです。そうすると、何ができて、何ができないか、ということがデータベースに記録されていき、必要な勉強が自動的に抽出されることになる。がんばればがんばるほど、効率が良くなる、という仕組みなのです。

子どもたちがやらなければいけないことは目標によって変わってきますから、まずはしっかり基礎を固めていきましょう。

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最終更新日: 3/4/18, 5:55 AM
02Mar 2018
きっかけ ー新スタッフからー
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
フリーダム進学教室 春期講習のお知らせ

前回、「ひと手間」の大切さについてお話させていただきました。すると、後日こういうお話をいただきました。
「うちは、それ以前の問題でなかなか机に向かわない。特に嫌いな教科は。」
たしかに周囲がいくらがんばっても本人がやらなけれはどうにもならないわけです。暗記は本人に代わって親がやっても意味がないのは明らかです。また、「やれ」「いやだ」と親子でバトルを繰り返している時間ももったいないです。

ここで、お父様お母様、ちょっとご自身のことを振り返ってみてください。「いやなものはいや」「嫌いなものは嫌い」と遠ざけている教科・分野はあったはずです。でも、それを最終的にはやったはずです。そこには、「きっかけ」「目的意識」があったはずです。

私の教え子でも国語・社会の暗記が苦手な子がいました。とにかく頭に入っていかない。「九州地方はIC工場が多くあることから(  )と呼ばれる」という問題があり、考えこんでしまったのでヒントで「(  )ランド」と言ったら、「あ!ディズニーランド!」と答える始末。されど、入試まであと半年しかない。そこで打った手がお母さんと暗記競争。互いにクイズを出し合ってお母さんに勝ったら翌日のおやつが1品追加というルール。これならと思ったのか、長続きして最終的になんと麻布に合格!

この作戦を思いついたのはこの子の好きなことからでした。とにかく食べること。

相手は子供ですからどこかに「楽しい」という要素がないと長続きしません。でも、親が抱く受験生としてのあるべき姿に固執してしまうと、今どきの幼い子供たちとは乖離するばかりでなかなか前には進みません。こんなちょっとしたきっかけで子供たちの勉強が少しでも前に進むのであればそちらの方がプラスだと思います。

そんな関わり方もありなので、困ったらお子様と話をして楽しいごほうび付きのルールを決めてみるとよいと思います。

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最終更新日: 3/3/18, 5:55 AM