13Mar 2022
過去問を始めよう
  • 作成者: 広報  カテゴリ: 学習のヒント
過去問をいつから始めるか、には塾によって流儀があります。

集団塾としては、なるべく全員に同じことをさせたい、といことがあるので、それぞれの過去問をやるのは11月から、というところもある。

かと思うと、夏休みの後半から学校別コースをスタートさせる塾もあり、そうなるとそこからもう過去問がスタートする場合もあるでしょう。

せっかくカリキュラムが早く終わり、習っていないことがない、という状況であるならば、むしろ過去問は始めて良いのです。

過去問は基本的には最低2回、できれば3回やりたいと思っています。

最初の1回目は研究。だから時間は計りません。時間を計ると最後までいかない。どういう問題が出ているのか、レベルはどうなのか、すべてやらないとわからないので、問題集のように1問1問ていねいに解き、わからない問題はじっくり解説を読む。

そして10年分なりの研究が終わったら、次は時間を計って解く。

一度研究したのだから、もう満点がとれる、と思われがちでしょうが、なにそんなことはない。それでも間違える。しかし、間違えるのが当たり前で、そこでわかっていなかったことをしっかり理解する。

3回目は満点を狙います。まあ、そこまでできるようになった、という自信をプラスしてあげたいと思うからですが、少なくとも2回目までは何とか準備したい。

で、その2回目が6年生の秋からスタートできれば良いと思います。それまでにやる1回目は第一志望、第二志望ぐらいにとどめておくと良いでしょう。というのは併願校は、やがて秋の模擬試験の成績で決まってくる。基本的には安全校を決めていくわけですから、そのときの力でも合格点がとれる、ということではあると思いますが、練習はしないといけないから、秋以降一気にやる過去問が増える。

そうすると第一志望、第二志望にじっくり取り組む時間がなくなるので、早めに始めた方が良い、と思うのです。

まだできないから、自信をなくすだけだ、という意見もありますが、学校別傾向がはっきりしているので、志望校のレベルに特化して、その内容に絞った勉強をまずやることの方が効率を上げる上で必要なことだと思います。

まだ組み分けに追われていると思いますが、もうそろそろそこから視点を変えて、本番の入試に向かって準備を進めてください。

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最終更新日: 3/12/22, 5:14 PM
09Mar 2022
オンラインでもできる、からオンラインの方がいいへ
  • 作成者: 広報  カテゴリ: 学習のヒント
コロナ禍で、オンラインでの授業を経験した子どもたちは多かったでしょう。

しかし、子どもたちが重傷化しにくい、ということもあり、緊急事態宣言下でも塾も学校も休校にはならずに進んでいます。

一方、ここのところ一気にオンラインのサービスが出てきました。

これは大変良いことだと思っています。

みんなが「オンラインでもできる」ということに気がついたので、これからもっといろいろな教材や指導方法が生まれてくるでしょう。

これからは「オンラインでもできる」から「オンラインの方がいい」に切り替わっていかないといけない。

実際に夜遅くまで通塾する必要はないし、時間の自由も場所の自由もペースの自由もあるわけだから、そこから自在に力を伸ばしていけるようになってもらわなければいけない。

WEB学習システムに「特別ゼミ」の機能が加わったので、子どもたちに必要なゼミを作って「オンラインの方がいい」と言ってもらえるようにしたいと思います。

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最終更新日: 3/8/22, 2:12 PM
03Mar 2022
雑な勉強をやめよう
  • 作成者: 広報  カテゴリ: 学習のヒント

子どもたちが問題を解いているときのノートを見ていると、この時期はまだまだ雑です。

式が書いてある子も少ないし、途中で計算がちょこちょことしてあったり、問題の図形にいろいろ書き込みがしてあって、でなぜか答えが出ている。

しかし、間違えている率は当然、高いのです。

なぜこうなのか?

と考えてみると、やはり「やらされている」勉強であることが多いからでしょう。

あれもやらないと、これもやらないと、という過程の中でひとつひとつの勉強に時間をかけてられないし、とにかく終わればいい、やればいい、ということになってくるとなかなか力はつきません。

しかし、組み分け試験があったり、課題や宿題があるので、ついそちらに気をとられてしまうのです。

まず、この時期、雑な勉強の方法を止めさせる、ことが大事でしょう。

例えば、算数の問題は式や計算を書く。

問題の図を使わずに自分で図を描いてみる。

そんなことやってたら、間に合わないよ、と子どもたちは言うはずです。

しかし、だから正解率が上がらない。理解が中途半端になっているのです。

量をこなすことばかり、やっているとこの雑な勉強方法から脱せません。だからザルで水をすくっているのと同じだから、成績は伸びていかないのです。

まずはこの春、雑な勉強方法から脱することです。これが変わらなければ、成績は絶対に良くなりませんから



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最終更新日: 3/3/22, 9:20 AM