20Mar 2022
塾を始めるとき、集合塾の場合は授業時間が決まっています。
例えば月曜日、水曜日、金曜日の5時~9時まで、とか。
本人の時間もそうですが、これに家族も合わせなければいけないところがある。例えば食事。どうしても夜9時まで塾に行っているということになると、家族の食事の時間はバラバラになります。
また、お迎えの時間もある。一人で帰ってこれるというのであれば助かりますが、やはり心配で迎えに行くご家庭も多いでしょう。誰が行く、お父さん?お母さん?
その意味ではいろいろスケジュール調整をしないといけない。さらにこれに習い事やスポーツが関わってくると、習い事を止めなければいけなかったりするのです。
しかし、習い事はできる限り続けた方が良い面はあります。子どもたちにあいろいろな可能性があるので、できればそれを伸ばしていくチャンスは欲しい。また受験勉強ばかりに偏ってしまって、身体を鍛える部分がなくなるのもさみしいし、また本人がストレスをためる場合もあります。
ある子は6年生で、いよいよ受験勉強に、ということでスポーツをやめたものの、行き場のないエネルギーを持てあまして、つい学校で暴れるようになりました。学校の先生とも相談した結果、スポーツに戻してみたら、何の問題もなくまた勉強にも集中できるようになって、かえって良かったということもありました。
なので、時間の自由はなるべく確保した方が良い。
フリーダムオンラインを始めるにあたって3つの自由を提唱しました。
その最初が「時間の自由」。あと2つが「場所の自由」と「ペースの自由」です。中でも授業時間を自分で決められる、のはやはりとても便利です。
子どもの潜在的な力を伸ばすために、ぜひ時間は有効に使ってください。
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最終更新日: 3/20/22, 8:51 AM
17Mar 2022
元々中学受験の範囲は学校で言えば中学2年程度までには及んでいます。
本来中学受験であれば、小学校で習ったことで勝負できればいいわけですが、それだとなかなか差がつかないので、小学生でも分かる、という範囲になっている。小学生でも分かるというのは、なかなかつかみどころがないので、どんどん範囲が広がってきたところがあるわけです。
それで塾は、「どこを受けても大丈夫なように鍛える」というような勉強の仕方をさせます。しかし、それは途方もない部分がある。だから多くの子どもたちが大変な思いをしているわけです。
では、どうやればシンプルにできるのか。
中学受験は独自入試です。
すべての学校が自分たちの入試問題を作る。
各校にはとりたい生徒像があり、必要だと思われる資質があるから、問題が学校ごとに違います。
レポートの多い学校は記述を出したいと思うだろうし、バランスの良い子がほしいと思う学校は、多くのテーマから少しずつ問題を出す。
結果としてそれぞれの学校に出題傾向が明確に出てくるのです。ならば学校別の傾向からある程度、やるべきことを絞ることができる。
そこでフリーダムでは「基礎を固めて、応用の枝葉は学校別傾向で伸ばす」という方法にしたのです。受験勉強は「合格するために」やるのだから、「出るものをやる」のが一番です。
逆に5年生の間はとにかく基礎をしっかり固める、ということに費やす。応用問題の練習は、過去問や学校別傾向の問題演習のところでしっかりやっていけばいい。それで考えられる基礎力をしっかり持たせることが大事なのです。
捨てるものがあることは、効率を上げることになるのです。5年生のこの時期はカリキュラムに追われることが多いものですが、まずは基礎に特化していくことが大事ではないかと思います。
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最終更新日: 3/16/22, 7:31 AM
13Mar 2022
過去問をいつから始めるか、には塾によって流儀があります。
集団塾としては、なるべく全員に同じことをさせたい、といことがあるので、それぞれの過去問をやるのは11月から、というところもある。
かと思うと、夏休みの後半から学校別コースをスタートさせる塾もあり、そうなるとそこからもう過去問がスタートする場合もあるでしょう。
せっかくカリキュラムが早く終わり、習っていないことがない、という状況であるならば、むしろ過去問は始めて良いのです。
過去問は基本的には最低2回、できれば3回やりたいと思っています。
最初の1回目は研究。だから時間は計りません。時間を計ると最後までいかない。どういう問題が出ているのか、レベルはどうなのか、すべてやらないとわからないので、問題集のように1問1問ていねいに解き、わからない問題はじっくり解説を読む。
そして10年分なりの研究が終わったら、次は時間を計って解く。
一度研究したのだから、もう満点がとれる、と思われがちでしょうが、なにそんなことはない。それでも間違える。しかし、間違えるのが当たり前で、そこでわかっていなかったことをしっかり理解する。
3回目は満点を狙います。まあ、そこまでできるようになった、という自信をプラスしてあげたいと思うからですが、少なくとも2回目までは何とか準備したい。
で、その2回目が6年生の秋からスタートできれば良いと思います。それまでにやる1回目は第一志望、第二志望ぐらいにとどめておくと良いでしょう。というのは併願校は、やがて秋の模擬試験の成績で決まってくる。基本的には安全校を決めていくわけですから、そのときの力でも合格点がとれる、ということではあると思いますが、練習はしないといけないから、秋以降一気にやる過去問が増える。
そうすると第一志望、第二志望にじっくり取り組む時間がなくなるので、早めに始めた方が良い、と思うのです。
まだできないから、自信をなくすだけだ、という意見もありますが、学校別傾向がはっきりしているので、志望校のレベルに特化して、その内容に絞った勉強をまずやることの方が効率を上げる上で必要なことだと思います。
まだ組み分けに追われていると思いますが、もうそろそろそこから視点を変えて、本番の入試に向かって準備を進めてください。
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最終更新日: 3/12/22, 5:14 PM