07Jun 2017
やる気が出るのは、ひとつの成功から生まれます。
例えば、組み分けテストでなかなかできなかった浮力が、わかるようになった。
あるいは、算数の宿題の問題が全部できた。
それはほんのわずかな成功でしか、ないかもしれない。しかし、それがいくつか、続いていけばそれこそ「やればできる」という感覚が生まれます。
「やればできるんだ」と繰り返し言ったところで、子どもにはピンときませんが、実際に成功していけば、それが自分自身の経験となるから、やろうという気になる。
この違いにあまり目が向けられていない。だから、子どもの小さな成功に目が行かない。
子どもの小さな成功を共に喜んであげれば、自分では気が付かなかったかもしれないその成功を実感できるのです。
だから「ほめる」ことが大事なのです。
ほめるためには良く見ていなければならない。
そして子どもが成し遂げた小さな成功を見つけて、それを喜んであげれば、それが子どもにとっては自信になり、やる気につながるのです。
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06Jun 2017
「君は何が得意なの?」
と聞いてみると、算数、とか、国語とか、まあ、いろいろ返事が返ってくるのが普通なのですが、たまに何も返ってこない子がいます。
つまり自分は何も得意だとは思っていない。どれも自信がない、ということだと思うわけですが、しかし、それはやはり精神的にしんどいだろうと思うのです。
「いや、それが現実だから」
という意見もあるかもしれませんが、やはり子どもが何らかの希望を持って勉強していかないと、先が続かない。その意味では何ができるのか、ということをやはり探して行く必要はあるのです。
例えば算数ができない。まあ、ミスだらけで、全然点数が取れていない。ただ、月例テストの答案を見ていると、漢字は結構できていたりする。まあ、覚えることをちゃんとやった、ということなのでしょう。しかし、覚えられた、ということは、これもひとつの結果ではあるのです。だったら、そこを起点にして考えればよい。ここを突破口にしていく。つまり、覚えるのは得意なんだ、と思わせるのです。
褒められてうれしくないわけはないので、当然、「そうかなあ」と思いつつ、次もやってみようかな、という気になってくる。それが少しずつでも先に進んでいけばいいのです。
子どもが自分でいろいろなことをやり出せば、それは子どもの可能性を引き出したことになるので、まずは光るものがないか、もう一度探してみると良いのではないでしょうか。
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05Jun 2017
この時期は安易に捨て問を作ってはいけません。
勉強できる時間は限られるので、ある程度やる問題は絞らなければいけないが、だからといって「難しいから」「ややこしいから」ということだけで排除してしまうと、それがくせになってしまう。
もともとなるべく楽にやりたいというのが本性ですから、易き道を作ってしまうとそのまま下って行ってしまう。
多少しんどい思いをしつつも、がんばっていくから上る道になるわけで、ですから、この時期は安易に捨て問を作ってはいけないのです。
もちろん、解説を読んでもよくわからない、という問題もあるでしょう。だから程度の問題ではあるのだけれど、やはり多少がんばる必要がある。
これが受験勉強後半になり、いろいろな問題を見分けられるようになってくる力につながっていきます。
程度の問題ではありますが、簡単にあきらめてしまわないように気をつけてください。
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