06Jun 2017
「君は何が得意なの?」
と聞いてみると、算数、とか、国語とか、まあ、いろいろ返事が返ってくるのが普通なのですが、たまに何も返ってこない子がいます。
つまり自分は何も得意だとは思っていない。どれも自信がない、ということだと思うわけですが、しかし、それはやはり精神的にしんどいだろうと思うのです。
「いや、それが現実だから」
という意見もあるかもしれませんが、やはり子どもが何らかの希望を持って勉強していかないと、先が続かない。その意味では何ができるのか、ということをやはり探して行く必要はあるのです。
例えば算数ができない。まあ、ミスだらけで、全然点数が取れていない。ただ、月例テストの答案を見ていると、漢字は結構できていたりする。まあ、覚えることをちゃんとやった、ということなのでしょう。しかし、覚えられた、ということは、これもひとつの結果ではあるのです。だったら、そこを起点にして考えればよい。ここを突破口にしていく。つまり、覚えるのは得意なんだ、と思わせるのです。
褒められてうれしくないわけはないので、当然、「そうかなあ」と思いつつ、次もやってみようかな、という気になってくる。それが少しずつでも先に進んでいけばいいのです。
子どもが自分でいろいろなことをやり出せば、それは子どもの可能性を引き出したことになるので、まずは光るものがないか、もう一度探してみると良いのではないでしょうか。
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05Jun 2017
この時期は安易に捨て問を作ってはいけません。
勉強できる時間は限られるので、ある程度やる問題は絞らなければいけないが、だからといって「難しいから」「ややこしいから」ということだけで排除してしまうと、それがくせになってしまう。
もともとなるべく楽にやりたいというのが本性ですから、易き道を作ってしまうとそのまま下って行ってしまう。
多少しんどい思いをしつつも、がんばっていくから上る道になるわけで、ですから、この時期は安易に捨て問を作ってはいけないのです。
もちろん、解説を読んでもよくわからない、という問題もあるでしょう。だから程度の問題ではあるのだけれど、やはり多少がんばる必要がある。
これが受験勉強後半になり、いろいろな問題を見分けられるようになってくる力につながっていきます。
程度の問題ではありますが、簡単にあきらめてしまわないように気をつけてください。
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04Jun 2017
算数の問題を解くとき、計算用紙を使う子がいました。
自分の家に多分大量のコピーの反故があるのだろうと思うのですが、それを使っている。しかし、計算用紙を使うのではなくノートに計算をやるように指示しました。
なぜか。確認ができなくなるからです。
ノートがたくさんいるかもしれないが、自分の考えた論理をしっかり書き記さないと、何をやったのか、あるいはどこで間違えたか、わからなくなるのです。
ある程度スペースに余裕をもちながら、しかしきちんと論理を組み立てる。これは算数でも大事なことです。
得てして計算用紙を使う子は計算ミスが多い。自分で見直すこともなく突き進んでしまうからでしょう。
算数は計算用紙を使わない。ノートに計算欄を作ってなるべく後から見直せるようにしてください。
こうすればそれだけで、ミスは明らかに減りますから。
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