25May 2017
早く終わるものからやる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
重要度の高いものからやる、というのは良く言われることですが、こと勉強に関して言うならば重要なものほど難しいところがある。

だから、重要なものから始めるとなかなか先に進まない。先に進まないと勉強の調子が上がらないので、本人としても気分が良くない、ということになります。

で、その日やることをある程度絞ったら、後は「早く終わるもの」から始めていくと良いのです。

そうすると、調子が出てくる。

「お、なんか今日は調子がいいな」

って口ずさむことがあったら、しめたものです。

自分ができる、と思うときは気持ちが前向きになるので、力が出やすいのです。

そうなるとその後待ち構えている難しい勉強も案外進み始める。

そういう調子の良い日が少しずつ増えていけば、成績も上がりやすくなります。

ある程度今日やるべき勉強を絞り込んだら、「早く終わる」ものから始めてぜひ調子を出させてください。


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最終更新日: 5/26/17, 5:55 AM
24May 2017
積み重ねればできるようになる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
もうカリキュラムもいったん終わったし、一通り復習もやったはずなのに、まだ簡単な問題ができない、というようなことは当然あるでしょう。

中学受験の範囲は学校の範囲で言えば、小学校全部と中学校の3分の2ぐらいの範囲になるわけで、ある意味とてつもなく広いのです。もともと小学校の範囲では差がつかないから、これだけいろいろと広がってきたわけで、その分ある程度のところまでいく、というのは大変なのです。

しかも、最近は昔の飛び級並みにスピードをあげているので、そう簡単に習得できるわけではありません。

だから、慌てないことです。

できないこと、わからないことを少しずつ拾いながら復習をしていく。そろそろ模擬試験の練習を始めている子どもたちもいるでしょうが、わからないことを理解できていくことで、少しずつ積み重なってくる。

その積み重ねがやがて力をつける源になるのです。そういう意味ではようやく力をつける時がやってきた、ということかもしれません。今までは新しいことを学ぶためにかなりのエネルギーを使ってきたので、積み重ねる、ということができなかったところがあるわけですが、これからは違う。もう新しいことは出てこないのだから、今まで学習したことをやり直していける。

これからが勝負だ、と考えて粘り強く勉強していきましょう。


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最終更新日: 5/25/17, 5:55 AM
23May 2017
慌てない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
この春、塾に入ったら、やっていないことだらけで・・・とあせっておられるご家庭があるかもしれません。

最近は中学受験を始める学年が早まっているし、塾のカリキュラムは学校よりも当然早いから、後から入れば当然、やっていない、ということもありえる。

なので、子どもたちに算数を教えていても、「これ知ってる?」とよく聞きます。

「知ってる!」という子もいれば「習ってない!」という子もいます。

大事なのは、ここで「すでに遅れてしまった!」などと思わないことです。

例えば分数や小数の計算がまだ学校でやっていなくて、すでに塾に行っている子が知っていたとしても、それは別に問題ではない。習っていないということがわかった段階で、勉強すればいい、練習すればいいだけの話です。

もちろん学校のペースに合わせていると、中学受験はまったく間に合いません。これはその通り。

だから進学塾のカリキュラムが必要になるわけですが、しかし、そんなに早くから塾に通わずとも良いわけで、その段階、その段階で勉強していけば良いのです。

確かに、中学入試は「小学校では決して習わない」ことが出題されるので、対策はどうしても塾の勉強が中心にならざるをえないのです。だからといって、すべて塾が決めた進度に合わせることもない。その子、その子が入試に間に合えばいいだけの話です。

一番いけないのは、「遅れてしまった!」と思って、思い切り勉強させてしまうこと。

これは、お子さんにとって何もプラスがおきません。別に悪いことをしたわけでもないのに、「遅れている!」と言われてしまって、子どもは楽しいわけがない。

「僕、分数の割り算、知らない」
と言われたら、
「そう、じゃ、勉強しようか」
でいいのです。

あわてず、少しずつ進んでいきましょう。カリキュラムも行くところまで行くと、その先はありませんから。(二次方程式は決して中学受験では出ないのです!)


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最終更新日: 5/24/17, 5:55 AM