29May 2017
以前5年生に速さの入試問題を出していたときのことです。
6年生が解くのであれば、比を使う問題だろうなと思ったのですが、何も言わずに子どもたちが解く様子を見ていました。
その段階で子どもたちにできたことは、旅人算の解き方なので、いろいろ試行錯誤をしていましたが、何人かの子どもたちが解き上げました。
その解き方を見ていて、なるほどなあ、と思うことがありました。
つまり、教えている私たちもつい6年生用の解き方をするわけですが、5年生は自分の知っている解き方だけで解くわけで、それでも正答にたどりつく。
解き方はかくあるべし、というのではない、最終的には持っているものをフルに動員して答えを出せば良いだけの話であって、「こう解くべし」という強制はするべきではないのです。
6年生になると、ある意味いろいろな解き方を知っている分、迷いも多くなるが、山の登り方はいろいろあるわけで、その自在さを「応用力」と考えるべきではないかと思います。
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受けなくとも3校の過去問をやった方が良いか
最終更新日: 5/30/17, 5:55 AM
28May 2017
受験勉強は当然、入試に向けての対策ですから、入試で点数をとるために勉強するのです。
確かに今後またいろいろなところで役に立つ能力が身につくことは確かですが、それが目的ではない。合格するためにやるわけです。
だからその目的に対して「合理的」かつ「効率的」ということでなければやっていて意味がない。
例えば「つるかめ算」をマスターするのに、亀とつるの数をいろいろ変えて、20問やるプリントは決して効率的であると言えない。
そんなのはせいぜい2~3問にとどめて、それがしっかりできるようにすればいいだけのことです。その20問をやることで、むしろ考えない子ができる。だって同じパターンでできるわけだから。
これがかえって本番であだになる。「あ、こうだ」と決めつけて解いてしまうが、微妙に条件が変わっていたりするのです。
したがって何が合理的で、何が効率が良いのか、ということを常に意識している必要があります。
週4日も5日も塾に行くことが合理的なのか。
大量のプリントを解くことが効率的なのか。
そういうことをあまり吟味しないでやっていると、貴重な勉強時間がさらに不足する事態になります。
特にこれからは過去問をやり、知識を覚え、ということでやらなければいけないことが直接、点数に結びつく段階ですから、やる勉強の質にこだわってください。
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5月29日の問題
最終更新日: 5/29/17, 5:55 AM
27May 2017
子どもの音読を聞いていると、明らかにこの言葉は知らないな、と思えるときがあります。
読むのを止めて、「それ、どういう意味?」
と聞いてみると、案の定、よくわかっていない。
そういうときはどんどん教えてあげてください。辞書を引くなんてことはしない。こういう意味だ、ということを話してあげればいいのです。
そのときの会話やお父さん、お母さんのことばがこ子どもの語彙を増やすきっかけになります。
4・5年生までは徹底的に語彙を教えていく、そのことで子どもが文章を読むことが苦手にならなければ、中学受験はうまくいく可能性が高くなります。
各科目とも文章で問題が提示されるのだから、当たり前ですが、文章が読めなければ問題はできないのです。そのためには、音読と語彙を教えるという2つの練習を同時にしていくことが、役立ちます。少なくとも週2回ぐらいはそういう時間をとってあげてください。
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最終更新日: 5/28/17, 5:55 AM