21Jun 2017
東京、神奈川の入試まで8ヶ月を切ったところで、受験カリキュラムも終わり、復習や演習の段階に入ってきています。
で、覚えなければいけないことがあり、練習しなければいけないことがあるわけだから、当然、時間が不足するわけで、何かをがまんしないといけない時期に入ってきました。
これまでも十分にがまんしていたとは思うのですが、ここからのがまんは「本格的ながまん」になってくるわけで、本人としてもちょっと苦しいところがあるでしょう。
学校の友だちと思い切り遊べない。
ゲームができない。
習い事の練習ができない。
まあ、いろいろあるとは思いますが、大事なことは「がまんすると割り切る」ことだと思うのです。
させられるがまんよりは自分でするがまんの方がやりやすい。
これは入試までだから、そこまではとにかくがんばる。
というような「覚悟」みたいなものをしっかり持って「がまんする」必要があるわけですが、なに、そのうちに慣れるもの。
がまんしていると感じているときにはやはりつらさが先に立ちますが、勉強をしているうちに、それほど「やりたくなくなる」こともあるので、そこをしっかり教えてあげると良いでしょう。
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第277回 ネガティブな気持ちを振り払う
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6月22日の問題
最終更新日: 6/22/17, 5:55 AM
20Jun 2017
国語の記述の勉強をさせるのに、よく解答の清書というのをさせます。
横に解答を置いて、もう一度同じ文章を写させる。なんと、プリミティブな練習をするのか、と思われるかもしれませんが、実は国語に関して言えば大変に効果のある方法なのです。
もちろん、問題を解いた後に行うわけですが、解答を読んでも、実はあんまり答えが頭の中に入っていかないことが多い。
これは算数に比べて、論理が明確に見えないからでしょう。
算数は式で論理が追えていき、なるほど、ここでこうなるから、答えが出る、というような道筋がわかりやすいが、国語はそう明瞭にはならない。
だから、写す。
写すにあたって、いい加減に写すとやり直させる。
例えば漢字が違っている、送り仮名がちがっている。本文は漢字なのにひらがなで書いている、全部ダメ。はい、やり直し。
そうなると、子どもたちは「やり直したくない」から、コピーを一生懸命します。そのときに、実は文章が体の中を通っていく(という表現がぴったりするのですが。)ので、その論理がわかる。
しかも、言い回しをそこで覚えるというところがあるのです。
あまり記述が書けず、苦労している子どもたちはだんだんその経験が増えていくにつれて、自分の中に文章がたまってきて、それで書けるようになっていきます。
非常にプリミティブで地道な作業ではあるものの、結構力がついていく方法なので、ぜひ実践してみてください。
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容積に関する問題
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最終更新日: 6/21/17, 5:55 AM
19Jun 2017
算数で基本問題から出題する学校の対策として、一行問題の習得は非常に大事です。
では、それが出ない学校は不要か?
というと、そんなことはありません。
応用問題というのは、いくつかの論理過程が積み重なっています。そのひとつひとつはこういった一行問題で構成されていることが多い。
例えば、流水算の基本に
(下りの速さー上りの速さ)÷2=流れの速さ
というのがありますが、上りの時間が12分、下りの時間が8分とわかる問題であれば、下りの速さは【3】とおけ、上りの速さは【2】とおけるから、流れの速さは【0.5】とおくことができるようになるわけで、これは問題を解くときの道具に当然なるわけです。
したがって、夏休みまでに一通り、一行問題は習得できることが望ましい。これが算数の基礎です。基礎を固める、というのはすべての分野の基本問題ができることであって、あとはそれをどう組み合わせるかは、応用問題を解きながら論理の組み立て方を勉強するようにしていけばいい。
ただ、基礎をすっ飛ばしてしまうと、これがうまくいかない。
道具がないから、論理が組み立てられなくなるのです。
ひとまず全範囲の授業が終わったら、まずは一行問題の習得に力を入れることでしょう。一通りできる、ということになるまでは、あまり他のことはやらなくていい。夏休みの前半は、その習得に力を入れていく。それである程度自信がついたら、次は過去問へ、という流れが良いと思います。
一行問題は、やさしい、と思いがちですが、良く問題を読まないとひっかかることがある。ミスが出やすい。これは本人が「あ、これ知ってる」とか「これ、できる」と思ってしまうからです。しかし、少し問題が変えてあったりして、ひっかかる。ミスの対処を考えるにも一行問題はうってつけなので、ていねいに解いていってください。
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6月20日の問題
最終更新日: 6/20/17, 5:55 AM