22Jun 2017
式を最後まで書ききる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
5年生は今週、おうぎ形の面積や周の長さの勉強をしています。

中学受験では円周率が3.14で処理されることがほとんどなので、3.14の計算をするために、3.14の九九を覚えて計算を便利にしたり、なるべく式をまとめて3.14の計算を1回に済ませるように練習しますが、その上で一番大事なのが式を書ききる、ということです。

例えば2つのおうぎ形の差を求める場合、それぞれのおうぎ形の面積を出して、引き算をする、という方法は当然無駄が多い。
差を求める式まで書いて3.14をまとめるように式を書くことで計算を楽にするわけですが、しかし、とはいってもそう簡単ではない。

子どもたちはまだ慣れていないので、式を短くしがちなのです。

で気が付くと小数の細かい引き算や足し算をしている。だから最後まで式を書ききる練習をしてもらっています。

今はまだうまくできないでしょうが、慣れてくるとコツがつかめてくるので、ていねいに問題を解いて練習していきましょう。


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最終更新日: 6/23/17, 5:55 AM
21Jun 2017
がまんする覚悟
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
東京、神奈川の入試まで8ヶ月を切ったところで、受験カリキュラムも終わり、復習や演習の段階に入ってきています。

で、覚えなければいけないことがあり、練習しなければいけないことがあるわけだから、当然、時間が不足するわけで、何かをがまんしないといけない時期に入ってきました。

これまでも十分にがまんしていたとは思うのですが、ここからのがまんは「本格的ながまん」になってくるわけで、本人としてもちょっと苦しいところがあるでしょう。

学校の友だちと思い切り遊べない。

ゲームができない。

習い事の練習ができない。

まあ、いろいろあるとは思いますが、大事なことは「がまんすると割り切る」ことだと思うのです。

させられるがまんよりは自分でするがまんの方がやりやすい。

これは入試までだから、そこまではとにかくがんばる。

というような「覚悟」みたいなものをしっかり持って「がまんする」必要があるわけですが、なに、そのうちに慣れるもの。

がまんしていると感じているときにはやはりつらさが先に立ちますが、勉強をしているうちに、それほど「やりたくなくなる」こともあるので、そこをしっかり教えてあげると良いでしょう。


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最終更新日: 6/22/17, 5:55 AM
20Jun 2017
解答の清書
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
国語の記述の勉強をさせるのに、よく解答の清書というのをさせます。

横に解答を置いて、もう一度同じ文章を写させる。なんと、プリミティブな練習をするのか、と思われるかもしれませんが、実は国語に関して言えば大変に効果のある方法なのです。

もちろん、問題を解いた後に行うわけですが、解答を読んでも、実はあんまり答えが頭の中に入っていかないことが多い。

これは算数に比べて、論理が明確に見えないからでしょう。

算数は式で論理が追えていき、なるほど、ここでこうなるから、答えが出る、というような道筋がわかりやすいが、国語はそう明瞭にはならない。

だから、写す。

写すにあたって、いい加減に写すとやり直させる。

例えば漢字が違っている、送り仮名がちがっている。本文は漢字なのにひらがなで書いている、全部ダメ。はい、やり直し。

そうなると、子どもたちは「やり直したくない」から、コピーを一生懸命します。そのときに、実は文章が体の中を通っていく(という表現がぴったりするのですが。)ので、その論理がわかる。

しかも、言い回しをそこで覚えるというところがあるのです。

あまり記述が書けず、苦労している子どもたちはだんだんその経験が増えていくにつれて、自分の中に文章がたまってきて、それで書けるようになっていきます。

非常にプリミティブで地道な作業ではあるものの、結構力がついていく方法なので、ぜひ実践してみてください。


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最終更新日: 6/21/17, 5:55 AM