02Jun 2021
算数の出題形式を知る
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
算数は大問の数からだいたい3つのパターンに分けることができます。

4問、6問、8問。これをA、B、Cと分類してみましょう。

8問は8問以上とすればいいかもしれませんが、大問の中には少なくとも3題程度の小問が含まれているということが前提です。つまりAではおよそ12問、Bでは18問、Cでは24問、あるということになります。

Aはあまり基本問題とか一行問題はありません。多くは記述式で、途中採点があります。

Cは逆に基本問題とか一行問題が多い。もちろん応用問題もありますが、やはり基本を確認する問題が多く出題されています。

Bはその中間。つまり前半は基本問題とか一行問題を出し、後半は応用問題や記述問題を出す、という形。AとCの良いとこどりをしよう、という感覚かもしれません。

Aは男子受験校に多く、Cは付属校ならびに中堅の受験校が多く、Bは女子受験校に多い、と書いてしまったが、まあ、例外はいっぱいあります。それぞれの学校がそれぞれの視点で問題を作りますが、概ねこのどれかにあたると考えて良いでしょう。

したがって第一志望の学校がこの3つのパターンのうちのどれかによって対策が自ずと変わってきます。

例えばCではほとんど難しい問題が出ない。つまりは基本的な内容がしっかりできれいればいいので、あまり難しい問題をやらなくてもよい。むしろ正確に一行問題などを解き切る力がついていればいい、ということになりますが、一方でAは計算問題すら出ない。もう最初から論理立ててものを考えていかないといけない。表を書いたり、図を描いたり、ということから自分の結論を導き出していく、みたいなところがありますから、きれいに解けるとは限らないわけです。

で、この3つの出題形式のどれであるかをまずしっかり調べる必要があります。

しかしこれは過去問を見ればすぐわかるでしょう。過去数年見てください。ほとんどの学校はこの出題形式がかわっていないはずです。6題出すとなったら概ね6題で終わっているはずです。つまり出題形式は変わらない。

だから心配せずにこれまでの形式の対策をすれば良いのです。

ところが第一志望が決まっていなければ、このどれを受けるか決まらないから、必然的に基本的な問題もやれば難しい応用問題もやる、みたいな話になってきて、負担が大きくなるのです。もちろん、全部できれば、それに越したことはないが、本当はあまり必要ではないことまでやらされて、「できない」という気持ちにさせられている子も決して少なくはないのです。

ということで、まず算数の出題形式を調べます。そして、ぜひお父さん、お母さんに解いてもらいたい、と思います。過去問をです。

「え、できない」

ええ、できなくてかまいません。でも解いてほしいのです。つまり子どもができなければいけないレベルを感じてほしいのです。小学生でこんな問題ができないといけないのか?という議論はもちろんありますが、実際現実に入試問題で出題されているわけだから、仕方がない。ただ、このくらいまで、というのをお父さん、お母さんが知らないで「勉強しなさい」とか言ってもあまり説得力がないのです。

現在の中学受験のレベルはほぼ、中学2年生のシラバスに匹敵します。むしろ算数は数学よりも難しいと思えることが多々あります。だからこそ、ぜひ解いていただいて、さて、お子さんがこの問題を1年後に解けるようになるために、あと何をしなければならないか、を考えてあげてほしいのです。

そうすると遠回りはできないことが良くおわかりいただけると思います。全部ができなくてもいいのです。出るものができるようになればいい。ここをシンプルに考えないと、なんでもかんでもやることになって、子どもたちはパンクします。ぜひこの点を認識してほしいと思います。

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最終更新日: 6/2/21, 6:53 AM
06May 2021
ハードが当たり前ではない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
最近の中学受験の準備を見ていると、「楽に力がつくわけがない」という前提ではないか、と思われるがごとくにハードです。

まだ11才とか12才の子が、夜遅くまでやっても、体力が続かないし、またあまり残らない、というようなことは考えない。日々気合いを入れて努力する、みたいな姿が求められているのかもしれませんが、体力のある中学生や高校生の受験ではありません。

したがってむしろ「どうやったら効率良く力がつくか」というのを考えていかなければいけない。

楽にやるためには絞るしかないのです。絞るということは、「出題される問題」に絞る必要がある。

出ない問題に絞ったらまたまた効果がありません。したがって自分が受ける学校に出る問題は何か?ということを考えて、勉強を進めるのが一番良い。


だからといって、ヤマをかけるのではないのです。

過去出題された問題をしっかり分析して出題傾向を探り、そのレベルの問題に特化していく。土台、あれもこれもとできるわけはないのだから、「効率的な方法」を見つけるのが一番正しい。


今やっている勉強が、「効率的な方法」かどうかは、やはりしっかり吟味をしていく必要があるでしょう。


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最終更新日: 5/4/21, 10:36 AM
30Apr 2021
個別ワークスは個別指導ではありません。
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から


個別指導というと、やはり先生が教える、というイメージが浮かびやすいと思うのです。このイメージはやはり修正したいと思っていました。

スタディールームオンラインというのは元にスタディールームという概念があって、つまり子どもが自分で勉強する。それを横で先生が管理している、という状況。

教えるというよりも、子どもの練習をしっかり見守って、練習がプラスになっていないところはそれを正したり、技術的なことを教えたり、というそんなイメージだったのです。

それがWEB会議システムZOOMを使ってオンラインでできるから、「スタでイールームオンライン」だったのですが、やはりわかりにくい。

でも個別指導ではやはりないのです。だって子どもたちがまず自分で勉強する、が中心だから。

先生に教えてもらわないといけない、とみんな思いやすいのですが、本当は教えられるよりも自分で解いた方がよほど力になるのです。

だから授業中、なるべく子どもが自分で考える時間を作らないといけないのです。

個別指導、という言葉はどうも、そういう意味では指導が中心になっていて、今一つ気に入らないのです。

そこでいろいろ考えたあげくに「個別ワークス」という言葉を生み出しました。

これまでWEB学習システムと呼んでいた学習システムを「WEBワークス」とシンプルな呼称にするのに伴い、スタディルームオンラインもシンプルに、でも指導ではありません、ということで「個別ワークス」です。

実際に個別ワークスの時間は子どもたちが自分で問題を解いている時間が圧倒的に長いのです。だってそうしないと力はつかないのだから。

それをこれから広めていきたいと思います。


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最終更新日: 4/30/21, 7:45 AM