17Apr 2021
そんなの、できるわけないじゃん
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
塾にたくさん通って、勉強しているにもかかわらず成績が伸びない、という場合があるでしょう。

しかし、子どもたちが「やらなければいけない」と言われている学習は、多くの子どもたちにとって過剰なものです。

きっと心の中では「そんなの、できるわけないじゃん」と思っているとは思うのです。ただ、終らないといけない。

だから、いろいろな手を考えるわけで、そこでもうすでに本来の目的からずれている。

だから塾に踊らされてはいけないところがあるのです。家庭がしっかりしなければいけない。

塾はいろいろな事情から「やらせる」ことを膨らまし、子どもたちも十分な価値観を持っていませんから、先生から言われると「そうしないといけないんだ」という感じになってしまうでしょう。

本当にそれができるかどうか、それは子どもたちによって当然差があるわけですが、それを判断できるのはお父さん、お母さんだと思うのです。

6年生であっても今の時期は、まだまだのびのびと楽しく勉強できていなければバランスが取れているとは言いにくいのです。子どもができる量の中で一体何をやればいいのか、ということをしっかり考えてあげてください。


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最終更新日: 4/16/21, 10:43 AM
15Apr 2021
志望校の決め方 ー受験校か、附属校かー
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
子どもたちのモチベーションを強くするためにはやはり第一志望を決めるというのは効果があります。

子どもがその学校に行きたいと強く思えば、やはり勉強に対する意欲もわいてくるでしょう。しかし、その志望校をどうやって決めるのか?という問題になると、なかなか難しい問題になってきます。

例えばお父さん、お母さんが自分の卒業した学校に入れたいと思う場合、これはイメージがわくでしょう。どういう学校であるかも良くご存知ですから、子どもにそういうことをアピールすることも容易かもしれません。しかし、実際にどんな学校なのか、よくわからないケースもあるでしょう。これまで、ずいぶん学校の選び方についてお話してきましたが、大学受験の情勢がまた少し変わりつつあることも考えてお話したいと思います。

まず、大学受験校を選ぶか、それとも付属校を選ぶかという問題です。

早稲田や慶應に関して言えば、大学受験でこれらの大学に入るより、内部から進学した方が楽であることは明らかです。慶應はほぼ全員が大学に進学できますし、早稲田の割合も上がってきました。他の大学付属校でも比較的内部からの進学の方が簡単でしょう。ただ、付属校は行く大学が最初から決まるので、その大学にいかせることが親としてよいか?ということになります。

受験校の場合は、逆にいろいろな選択肢が出てきますが、例えば首都圏の偏差値60前後の学校で早慶の合格者はおよそ80名ぐらいいます。ただ、一人が一つ、ということではないので、概ね20人から30人ぐらいが合格していると考えると、この学校でもTOP20%ぐらいに入っていないと早慶は難しい、ということになるのです。

大学受験はやはり全国レベルですから、なかなか大変です。結果として早稲田慶應に行くということならば、中学受験で早慶へというのは悪くない選択肢でしょう。でも、それ以外の可能性を考えると、受験校が良い、という考えも出てくるでしょう。

このどちらかを選ぶということが、まず志望校を考える上での大きな分かれ道です。

女の子の場合は、早稲田慶應がなかなか大変ですが、やはり受験校を選ぶのか、付属校を選ぶのかを考えておく必要があるでしょう。

ただし、ここに推薦枠というのがあって、受験校であっても付属のような大学の進み方ができる学校もあります。香蘭も立教大学の推薦枠が増えてここのところ人気が出てきていますし、青山学院は系属校を増やしています。この情報は、しっかり集めておいた方が良いでしょう。

これが決まることによって、学校はかなり絞られることになります。

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最終更新日: 4/14/21, 9:35 AM
14Apr 2021
どれだけやれば大丈夫?
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
受験勉強をやるからには、これだけやればまあ、大丈夫だろうというような学習量があるように錯覚してしまいがちです。

ところがそんなものは実は存在しない。

例えばある子が算数の問題を1000題解いた、としましょうか。

それでもその子は合格しない場合もあるでしょう。一方で500題も解かないのに、なぜかもうできるようになっている子がいたりするのです。

ポイントは、その子の能力開発に十分な学習量であればいいという点です。一生懸命やっても終わらないという量は、十分な学習量ではなく、むしろ弊害の多い量といえるでしょう。

終わらせることにポイントがいけば、ひとつひとつの理解は十分でないので、当然結果は出ません。

一生懸命やって、よくわかると子どもが自信を持てる量

というのを考えていく必要があります。

それをどう決めていくか、によって無駄な時間がなくなるわけですが、案外無駄なことをやっている時間が長かったりするものです。

勉強はあくまで中身で勝負すべきであって、時間が長ければ良いとか、問題数が多いから良い、というわけではないのです。

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最終更新日: 4/14/21, 9:20 AM