25Apr 2021
5年生のうちは、基本問題ができればよい、というお話をします。
フリーダムのテキストも5年生の範囲で応用問題まで載っているのですが、できないからといってあまり焦る必要はありません。
というのも…。
中学受験の範囲はとても広いので、そのすべてを最初から応用範囲まで全部できる子は限られる。学校の教科書で言えば中学2年生ぐらいまでの範囲は出題されてしまうから、全部できるようになるのは相当大変なのです。
だから、まずは基本問題ができるようになればいい。
しかし、もちろん学校によっては応用問題まで必要になります。で、それは受ける学校を決めて、その学校に応用問題が出ると決まってからやれば良いのです。
そしてここが大事ですが、何ごとも積み重ねが大事であって、基礎ができなければ応用力が伸びるわけがない。しかし、過去問を始めるまではまだ、時間があるのだから、慌てないことです。
実際に受験する学校を決めて、学校別傾向をつかんだ後に、応用問題の練習を積んでいけば良いのです。難しい問題は解くのに時間がかかるので、たくさんの分野が出るというわけではない。ある程度、出るテーマは限られてくるので、そこを集中して勉強していけば効率は上がります。
基礎を固めて、応用の枝葉は学校別傾向で伸ばせば、学習の効率は確実に上がります。

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最終更新日: 4/24/21, 10:33 AM
23Apr 2021
ある大手塾の教務責任者の方に「なぜ、学校別特訓は上位校に限られるのか」と尋ねたところ、以下のような話が帰ってきました。
「学校別、学校別と言われるが、すべての学校別特訓ができるわけではないので、平日のクラスですべての学校に対応できるカリキュラムをまずはしっかり学習してもらっています。その上で、難しい学校については学校別対応をすればいいと考えています。」
つまり、平日前半の授業で、どの学校にも出そうなところをやり、土日は難しい学校のみ対応する、というような話なのです。
しかし、そうなると中堅校以下のクラスが土日にはなくなるので、実はまとめて〜特訓(〜には総合的な名称がつきます。
例えば附属校特訓とか)になっているというようなクラス編成が行われています。
しかし、そうなると、子どもたちは自分の第一志望の内容を受けられるかどうか、実は判然としない。
秋になって塾を変わってきたお母さんの動機は「いつまでたってもウチの子の学校の問題が出てこない」ということでした。
もちろん過去問は自分でやれるのだけれど、他の学校の問題を解くより第一志望の問題を解かせたいと思うのは普通でしょう。
当たり前ですが、これは集合塾だからこうなる。
で、平日の前半といわれているところも、当然のことながら学校によっては要らないところがあるわけで、全部のことに対応するということ自体に無理があるのです。
なので、やはり個別に対応していく方が、勉強は効率化する。
まあ、これは当たり前のことではあるので、だから後半個別指導や家庭教師のニーズが上がっていくわけですが、そろそろ本当に何をするべきかのか、整理していった方が良いでしょう。

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最終更新日: 4/22/21, 10:47 AM
21Apr 2021
ていねいに問題文を読む子と、そうでない子ではミスの発生率が明らかに異なります。
では、なぜていねいに読まないのか?と言えば、急ぐからです。
試験は制限時間があるので、当然、急ぐ。先を急ぐ以上、ゆっくりなんか読んでられない。
それで問題の条件を読み飛ばしたり、勝手に思い違いをしたりしている。
この「勝手な思い違い」は、実は試験中になかなか見つけられないものです。一度思い混むとそう変えられない。だから答えが出ない。
問題がおかしい、というようなことになってしまいがちで、それでもう一度問題文に戻ればいいのだけれど、勝手に思い混んだまま館が続けていたりするのです。
つねに問題文に戻り、ていねいに読むこなす。最初から早くはなりません。それでもていねいさが最後には勝利するのです。
慌ててろくなことはない。
いかにていねいに読んで、早くするか。そのためには「まずていねいに読む」を優先させることです。

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最終更新日: 4/20/21, 4:06 PM