07Jul 2017
志望校の過去問は同じ年を3回はやりたい、と思います。
これはすべての志望校にはなかなか難しいが、でも第一志望と第二志望ぐらいは、このくらいはやりたいと思うのです。
1回やったら、終わりじゃないの? と思われるかもしれないが、では2回目では満点がとれるか?というと実はとれない。
しかも1回目はなかなか、良い点になりません。
当たり前ですが、勉強がまだ十分でないうちは、そう点数がとれるわけではありません。過去問の記録を作っていくと、1回目というのは暗澹たる気持ちになるものです。
しかし、勉強が進んでいくうちに、次第に得点力がついてくる。
1回目に復習して、できない問題のやり方がわかってくる。答えを覚える、ということではなく、解き方がわかっている、ということが大事。
そして2回目にできれば合格点がとれるようにしたい。
しかし、それでもまだかもしれない。だから3回目をやる。3回目をやるころは、もうかなり寒くなっている頃でしょう。したがって、満点近くが取れるようになる可能性が高くなる。
こうなると、自信がつきます。そして、3回もやったのだから、当然のことながら、その学校の入試傾向というのは、良くわかっている。
よく、過去問を力試しにとっておかれる方がいますが、これはもったいない。力試しは、模擬試験でやれば良いのです。過去問はやりこんで、自分の力を上げる最適な材料ですから、繰り返してやる方が良い。
お父さん、お母さんの方は、ぜひ過去問の記録を作ってください。単に点数を記録するにとどめず、どういうところを間違えたのか、あるいはミスの原因は何だったのか?も記録しておくと良いでしょう。
「また、同じところを間違えた」
ということは、よくあることです。ミスの原因はそう簡単にはつぶせない。だから、記録をとって、繰り返し練習し、ミスが出ない解き方をマスターしていくべきなのです。
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05Jul 2017
ある程度、受験勉強をしてきて、知識や問題の解き方を覚えてきているわけですが、ここから先はそれをどう使って問題を解くか、正解を導けるか、ということが大きな課題になります。
確かにたくさんの問題練習をすることによって、それなりに経験値も増えてはくるものの、しかし、これは上限がないというか、どこまでやっても大丈夫ということはあまりない。逆に問題数をたくさんやっても、考える訓練が十分でなければ、力はついていきません。
どうしても受験勉強の場合、何題解いたか、とか、何時までがんばったか、みたいなことが話題になるわけですが、本当は考える訓練はそれでは量ることができるわけではないのです。実際にたくさんの問題を解いたように見えて、ただ答えを書いているだけだとすれば、それが考える訓練にはプラスにはならない。また夜1時、2時まで勉強した、といっても実際に考えていないようではこれも訓練にはなっていない。
だから、そこにあまり目を向けない方が良いと思います。特に小学生の受験の場合は、体力があるわけではないので、そういうところに目を向けても空回りすることが多いのです。
大事なことはしっかり考える訓練ができているか、ということです。本人がいろいろ考えているという過程がある限り、問題数が少なくても相当力はつく。逆にただ何となく答えを書いているだけ、終わらせるだけではだめなのです。
ではどうすればいいでしょうか? 基本的には子どもたちにそのことを良く教えてあげることです。私がよく言っていたのは。「自分で納得できたかを大事にする」という視点。
1問がなかなかできなくて、解説を読んだり、表やグラフを駆使して、ようやく理解できた、ということがあると思うのですが、ここで「自分がよくわかった」と思えれば、その時間をかけるだけの甲斐があったということなのです。
この夏休み、何問解いた、何時間勉強した、という数値にとらわれることなく、子どもたちが納得の行く勉強ができたかどうかを大事にしてください。
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03Jul 2017
塾のない日、家で勉強する時間をしっかり確保するためには、夕食前の時間を有効に使うことです。
この時間は何となくすごしてしまうことが多く、おやつを食べたり、ゲームをちょっと。あるいは少し友達と遊んだり。なんてことをしているうちに、あっという間に時間が経ってしまう。
結果として、本格的に勉強を始めるのが1時間、2時間後ということになってしまいやすいのです。
ですから、すぐ始める。
もう帰ってきたら、すぐに机の前に向かう。そして、ノートを開ける。問題を解き始める。
おやつは次の休憩時間でも構わない。とにかく勉強をスタートさせることです。
そうすると、ペースに乗り始める。いったんやり始めれば、それなりに進むのです。
とっかかりをグズグズしてしまうことは多いもの。
勉強をやる以上、これは仕事も同じですが、すぐ始めることです。
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