13Jul 2017
国語の過去問は空欄を作らない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
ある子の国語の過去問の答案を見ていたら、まあ、空欄だらけ。さすがに呼んで注意しましたが、本人はピンと来ていないようでした。

「だって、わからないんだから、仕方がないじゃないか。」

とそう顔に書いてあるわけですが、特に男の子の場合、「面倒だ」というだけで空欄になってしまうからです。

だから国語の過去問をやるとき、とにかく空欄を作らせない。

「え、わかんないよ。」

「駄目、答えを書くの。」

で、本人終わりたいから、やっぱり答えを書くのです。なんだ、書けるじゃないか、というのは良くある話。

時間を計る必要はないから、とにかく最後までしっかり答える練習をしましょう。


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最終更新日: 7/14/17, 5:55 AM
11Jul 2017
原作を読む
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
国語の文章は当然のことながら、途中で切れていることが圧倒的に多い。

もちろん紙面に限りがあるわけだから、物語も一部分しか出てこないが、それではピンとこない事も多いでしょう。

だから、機会があれば作品全部を読んでみてもいいかもしれない。

特に説明文は、何かきっかけがないと小学生はなかなか読み進むことができません。

だから、過去問に出てきた原作を手にしてみると良いのです。そうすると、自分がまったく考えなかったジャンルに読書の範囲が広がることになります。

出てくる問題文を片っ端から読む必要はありません。

ちょっと興味があれば、あるいは、おもしろうそうだと思ったら、原作を手にしてみると良いでしょう。

少しずつ読む範囲が広がってくることで、さらに読み込む力がついてくると思います。


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09Jul 2017
なぜ式が飛ぶのか?
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
子どもたちの算数の解法を採点しているとき、いい感じで解いていたのが、途中で間違える、ということがよくあります。

で、採点する側としては、やはり部分点を考えるので、なぜ、この子は間違えたのだろう、と想像してみる。

着眼点も良かったし、式もていねいに書き始めたのになあ・・・

とあるところでポンと式が飛んでいるところがあるのです。

これは、本人が頭の中で考えたり、計算したりした場面。

例えば速さの比を時間の比に直した。

あるいはその直前の分速を時速に変えた。

「ああ、ここだ」

そこでミスが起きているから、その後の結論が変わってくるわけです。

で、これをいかに起こさないか、ということがこれからの課題です。つまり、解けるはずの問題は間違えない。

難しくてなかなかできない、という問題はこれは仕方がないところがある。時間内に着眼点が見つからない、という場合もあるでしょう。

しかし、こういうミスはもったいないわけで、これをものにできるかどうか、で合否が変ってくるわけです。

だから、計算とか、式はなるべく飛ばさない。

頭の中で考えても、それをとにかく一度書く。

どこまで書けばいいのか、ということは多少の加減が必要でしょうが、それでも本人が間違えないレベルまではていねいに書いていった方が良いわけです。

頭の中で考えることを間違えなければいいのではないか、と思われるかもしれませんが、本番ではやはりプレッシャーがかかる分、ミスは起きやすいので、自分の考えをその場で確認できるように、書き進むようなやり方を今のうちから覚えておくことが大事です。


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