12Dec 2020
すぐ消さない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

子どもたちが問題を解いているとき、横で見ていると、一気に消しゴムで消し始める子がいます。

きっと間違えたんだろうが、実は消しゴムは使わない方が良い。

今まで書いた部分にも正しい部分があるはずなのです。だから、それをうまく利用できるように考えていった方が良いのです。

それが答えの下書きであったり、計算用紙であるならば、消す必要など何もない。他のスペースで解き直せばいいだけのこと。

しかも解いている過程は書かれているわけだから、どこが違うのか、実際に良く見極める必要が本当はあるのです。

ところが一気に消しゴムを使うと、これまでのことが消えてしまうので、使える部分もなくなってしまいます。

消す、というのは本当に最後でいい。

もちろん解答用紙の答えは消して書き直さないといけないでしょうが、これはよし、消すぞ、と覚悟を決めて消す、ぐらいの慎重さがほしい。

解答用紙の答えを消す場合は、必ず問題番号を確認してから消すことです。

隣の答えを消して、後から気づいて大慌て、ということになりかねない。

心の中で指さし確認して、「よし、大丈夫」と唱えてから消す、ぐらいの覚悟で消しゴムを使うようにしてください。



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最終更新日: 12/11/20, 10:28 PM
10Dec 2020
問題文の読み方を工夫する
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

一番大事な注意点は何かと言えば「問題文の読み方を工夫する」ということにだと思います。

誰でも経験することではありますが、「え、この問題おかしくない?」と思う時は、問題がおかしいのではなく、こちらの読み方がおかしい。

大抵は、何か条件を読み飛ばしているか、勘違いしているのです。

最近の問題文はシンプルということがなくなりました。

条件が複雑に設定されているし、表現も微妙なところがある。正しいものを選びなさい、も「正しいものをすべて選びなさい」ということもあるし、「ない場合はなしと書きなさい」みたいな条件まで付いている。

だからどんな塾の先生も、「問題をよく読め」と言っているに違いない。

しかし、問題をよく読め、と言われて読んでいても、読み飛ばすものなのです。

下線を引くのは後から見直すために引くのだけれど、見直さないままただ引いておしまいになってしまったり。

「良く読め」という指示は実は本当に実行しにくいものです。だから、12歳の子がそうやすやすとできることではない、というのを、お父さん、お母さんに知ってほしいのです。

最近思うことでいえば、「たくさん、速くやろうとする」ことで、実は最も大事な素質をだめにしてしまっているのではないか、という不安。

もうこの時期になったのなら、何問解くではなく、正解率が高い工夫をする、方がよほど入試の練習にはいいはずで、何かプラスになる工夫をしてみたいところ。

いくつかあげてみたいと思います。

1 少しゆっくり読み始める。小さく深呼吸をしてもいいかもしれない。

2 下線を引くのではなく、大事だと思う単語、算数で言えば数字の部分を四角で囲む。
(囲むと全部は引けなくなります、から)

3 答えがでたら、一度、それも四角で囲んで、問題を確認する。つまり、すぐ答えを書かない。でも、見つからなくなるといけないから、大きく四角で囲む。

4 解答欄の番号と問題番号をもう一度見る。解答欄で、自分の答えが違うことがわかる場合もありますから。

5 あわてない、あわてない、ひとやすみ、ひとやすみ、と唱える。(これ、漫画の一休さんだったような。休んじゃだめですが。)


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最終更新日: 12/9/20, 10:11 PM
08Dec 2020
最後をしっかり読む
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

ミスが多い問題のパターンで目立つのは、

「間違っているものを選びなさい」と問われているのに、あっているものを答えてしまう。

「分速で答えなさい」と条件が指定されているのに、その条件を見過ごす。

の2つです。

問題をよく読む、と言われているし、本人だって注意深く読んでいるつもりなのだが、なぜ読み切れないか?

頭が動いているからです。つまり、問題を読んでいるうちに頭がその問題を解き始める。最後まで確認しようという意識を乗り越えて、問題を解こう、解きたいという気持ちが勝る。

でも、これはこれで良いと思うのです。それを抑えてしまうと、実はぴんときたものがなくなってしまう可能性がある。

やはりつかみというのは、そういうものであって、なんとなく解き方のアイデアが沸いているのと「最後まで読まないと」と思うと、その沸いたアイデアがどこかに消えてしまったりする。だから、いいのです。それはそれで。

ただし・・・。

答えが出たと思ってから、もう一回読めばいい。

「あぶない、あぶない。分速じゃん。」

みたいに気が付けばいいのです。ただ、それだけの話。

「<strong>答えを書く前にもう一度問題を確認する。</strong>」

というルーティンを実行しましょう。


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最終更新日: 12/7/20, 10:04 PM