11Nov 2017
最近の大手塾のスタイルというのはやはりシステム化、定型化されています。カリキュラムとテキストが決まり、月例テストに日程が決まっているので、それまでの間に教える内容を教えてしまい、練習させるべき問題を練習させる、というプログラムになっています。
したがって講師陣も決められた内容を決められた時間で教える。しかし、子どもたちの理解度には差が当然あるわけで、それを「塾が決めた時間」内に理解できる子がすべてというわけでは当然ありません。その分、それをどこかで復習したり、練習する必要があるわけですが、塾が決めている授業数なり練習の工数(問題数)が多ければ必然的に他のことをやる余裕はなくなります。
で、問題はこの流れに乗れなかったとき、なのです。乗れている分には別にどうこういう必要もない。そのまま乗って行けばいいわけです。ただ、乗れなかったら取り返せないのか?と言えばそんなことは当然ない。
しかし、同じやり方では難しいでしょう。なぜならばシステム化されている以上、あまり余裕を持たせない。いっぱいいっぱいの工数で組み立てて、他のことはできないようにできているからです。
だからうまくいかなかったら、やり方を変えるのが一番良いのです。もちろん多少なりとも時間をかけて様子を見ることは大事だが、それでも1年で充分。1年間大きな成長が見いだせないとすれば、それはやはりそのやり方を変えない、同じことが続くだけ。
5年生から6年生に進むにあたり、もう一度良く勉強のやり方を点検してみてください。
新5年生、冬期講習のお知らせ
今日の田中貴.com
まず問題から読む工夫
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
消さずにうまくいく手はないか
今日の慶應義塾進学情報
展覧会、文化祭、感想をメモに残しておく
最終更新日: 11/12/17, 5:55 AM
09Nov 2017
実際に、集中してWEB学習システムに取り組めば、授業もカリキュラム通り進めるし、問題演習はかなり豊富にそろっているので、短時間で力がつくのですが、実際はなかなか集中できない。
いつでもできる、というのは、「今度やればいい」みたいなところもあるわけで、つい先延ばししてしまうと、今度はやるべくことがたくさん貯まってしまい、なかなか前に進めなくなるところはある。
本当はそれでも、がんばれば追いつけるところはあるわけですが、なかなかそれが難しい、というのはあるわけです。
だから、やはりシステムに強制力がないといけない。
それがスタディルームを行う最大の理由です。教室にくれば、もう有無を言わさずやるしかない、という状況になるからですが・・・。
しかし、これは実はオンラインでもできる。
時間を決めて、PCの前に座れば、テレビ会議システムで、目の前に先生が現れる。
そして、具体的に何をするのか、動画を観るのか、問題を解くのか、を指示されるし、わからなければ質問もできる。先生がカメラから見ているから、やっていないのはすぐわかるわけです。
だから通塾の時間も要らないし、自分の都合で勉強時間を決められる分、確実に勉強を進めることができる。
早くから塾に通うようになって、習いごとやスポーツをあきらめるケースがありますが、そう簡単にあきらめる必要はありません。
習いごとやスポーツは子どもたちの他の可能性を引き出す良い機会ですから、なるべく続けてほしいと思っています。
新5年生、冬期講習のお知らせ
今日の田中貴.com
数字は落ち着いて書く
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
あと何点?
今日の慶應義塾進学情報
慶應は特別だから・・・
最終更新日: 11/10/17, 5:55 AM
07Nov 2017
これだけITが進んでいるにもかかわらず、受験の世界はあまりその恩恵を受けていません。
唯一、進んだのが模擬試験の処理。今は多くの塾で子どもの書いた答案が動くことはなくなりました。いったん、集められた答案は基本的に画像として処理される。
したがって、採点されるのは画像。その上に○、×のマークがつけられて採点され、得点が自動集計される。データが出てくるのに1日か2日というところも多く、子どもの書いた答案が翌日にはWEBで確認できるようになりました。
で、結果のデータは、かなり細かいところまでわかってきている。例えば、全体の正解率が高いのに、間違えた問題があれば、何か勘違いをしているか、ミスをしでかした、ということがわかるだろうし、どの分野の得点が低いのかも、何回かの模擬試験を統合してみるとわかります。
また合格可能性の表示もはっきりして、併願校の候補も上がってくるようになったわけですが、しかし、こと、勉強に関して言えば、相変わらず問題集をやっている。
過去問も本だし、不得意な分野を復習するといっても、またテキストや問題集を探さないといけない。
なので、フリーダムのWEB学習システムでは学習履歴をとにかく記録してもらうことにした。どのくらい、できるようになったのかをデータベースに記録していくことで、子どもの得手不得手が明確になる。
また、学校別傾向に合わせて、優先すべき課題が決まり、その問題をまず解くようにすれば、対策は容易になります。
そのために、やはりコツコツとデータを積み重ねる必要があるのですが、5年生はだいぶデータ化が進むようになってきました。
こうなってくると、自分で勉強する方法もしっかり身につき始めてくる。わからなければ、塾と同じように勉強を繰り返せば、わからないことがはっきりわかるようになってくるわけで、ようやく勉強のステップにIT化の恩恵が少しずつ出てきました。
新5年生、冬期講習のお知らせ
今日の田中貴.com
まだまだ伸びる
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
思い込みを克服する方法
今日の慶應義塾進学情報
世界地理の対策
最終更新日: 11/8/17, 5:55 AM