20Apr 2017
受験校か、付属校かが決まれば、次に共学か、男子校、女子校かを選ぶ必要があります。男の子は比較的かまわないことの方が多いですが、女の子はどうしてもこだわる可能性が高いので、本人の話をよく聞いてあげることでしょう。
その方向が決まれば、自宅からほぼ1時間以内でいける学校をリストアップします。これが第一次候補。その中で、第一志望を選んでいくわけですが、次に考えないといけないのがスクールカラーになります。
スクールカラーは大きく分けて
(1)放任型
(2)管理型
になります。放任型は、子どもの自主性を尊重するため、学校での大学受験指導にはそれほど熱心ではない。むしろ、子どものやりたい勉強をしっかり見つけさせていくために、いろいろな場を提供してくれますが、やらせっぱなしということが多い。宿題も多くはない分、子どもの意識がないと勉強が進みません。
管理型はその逆で、成績管理をしっかりし、宿題も多い。大学受験の指導も熱心ですが、ついていけないとなると放り出される学校も少なくないので、管理型で親が安心できるかどうかといえば、気をつけておかないといけない部分があるでしょう。
子どもがどちらの学校のスクールカラーに合うかどうかを考えると、さらに候補が絞り込まれてきます。後は、その学校の説明会やホームページ、あるいは文化祭などを通じて第一志望を絞り込んでいくという過程になるでしょう。
ただ、説明会は秋以降に多いので、それまでにある程度絞り込んでおく必要があろうかと思います。
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5月13日 中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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中学受験 算数オンライン塾
4月21日の問題
最終更新日: 4/21/17, 5:55 AM
18Apr 2017
子どもたちのモチベーションを強くするためにはやはり第一志望を決めるというのは効果があります。
子どもがその学校に行きたいと強く思えば、やはり勉強に対する意欲もわいてくるでしょう。しかし、その志望校をどうやって決めるのか?という問題になると、なかなか難しい問題になってきます。
例えばお父さん、お母さんが自分の卒業した学校に入れたいと思う場合、これはイメージがわくでしょう。どういう学校であるかも良くご存知ですから、子どもにそういうことをアピールすることも容易かもしれません。しかし、実際にどんな学校なのか、よくわからないケースもあるでしょう。これまで、ずいぶん学校の選び方についてお話してきましたが、大学受験の情勢がまた少し変わりつつあることも考えてお話したいと思います。
まず、大学受験校を選ぶか、それとも付属校を選ぶかという問題です。
早稲田や慶應に関して言えば、大学受験でこれらの大学に入るより、内部から進学した方が楽であることは明らかです。慶應はほぼ全員が大学に進学できますし、早稲田の割合も上がってきました。他の大学付属校でも比較的内部からの進学の方が簡単でしょう。ただ、付属校は行く大学が最初から決まるので、その大学にいかせることが親としてよいか?ということになりますね。
では、受験校は?ということになるのですが、例えば中堅の私立男子受験校を考えてみましょう。
この学校は1学年約200名、東大が3名、早稲田慶應が70名前後の合格ということになっています。早稲田慶應の70名は合格者ということですから、まあ一人2学部か3学部合格すると考えると、20名~30名が早慶に合格するレベルだったということになるでしょう。この学校の2月1日の合格偏差値がだいたい58~60です。
大学受験はやはり全国レベルですから、なかなか大変ですね。結果として早稲田慶應ならば、付属校は悪くない選択肢でしょう。でも、いろいろな可能性を考えると、大変ではありますが、やはり受験校が良いということになると思います。
このどちらかを選ぶということが、まず志望校を考える上での大きな分かれ道です。
女の子の場合は、早稲田慶應がなかなか大変ですが、やはり受験校を選ぶのか、付属校を選ぶのかを考えておく必要があるでしょう。ただし、ここに推薦枠というのがあって、受験校であっても付属のような大学の進み方ができる学校もあります。香蘭も立教大学の推薦枠が増えてここのところ人気が出てきています。この情報は、しっかり集めておいた方が良いでしょう。
これが決まることによって、学校はかなり絞られることになります。
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中学受験 算数オンライン塾
4月19日の問題
最終更新日: 4/19/17, 5:55 AM
16Apr 2017
中学受験が終わった後、大学に入るとまた塾を訪ねてくる子が少なくありません。
で、進学後の文系、理系を聞いていると、男子は比較的理系が多いような気がするのです。本来はだいたい半分ぐらいになるのかな、と思うのですが、やや理系の方が多いかなという印象。もちろん、大学付属校の場合は若干違うのですが、受験校の場合はそんな感じです。
これについて、ひとつ、思い当たる理由があります。
中学受験は比較的、算数と理科に力を入れる。文系科目というのは国語と社会ですが、社会はやはり覚えるものが多いので、どうしても応用力とか思考力ということで考えると算数が中心になってきます。
その結果として算数は結構できるようになった子どもたちが、中学に進むとまずぶつかるのが英語です。
最近は小学校でも英語をやるようになりましたが、それでも結局は最初から始めるようなところがあり、で、当然のことながらいろいろ覚えなければいけない。
一方数学も多少つまらない正負の数から進みますが、それでもやがて方程式になり、関数に進む。結果として算数が得意だった子どもたちは、数学も好きになりやすい。数学が好きになった以上、英語はあまり好きにはなれない。この逆も真です。つまり算数が得意でなかった子はやはり数学や化学、物理というような範囲はあまり気が進まない。一方英語は覚えればいい、と思うから勉強がやりやすい。
ということで文系とか理系とか、いうのができあがってくるのです。もちろん本人の好みもあるし、あるいは中学校に入ってからの指導もあるので、一概にこう、というわけではないが、やはりその流れは少なくないように思います。
で、好きになる、関心があれば、やはり勉強するから、さらによくわかる。これも逆もまた真で、嫌いになる、得意ではない、と思うとやらないから、さらに成績が悪くなって、嫌いになる。
ということで中学受験では比較的算数好きな子ができるので、理系がやや多くなる、ということなのではないか、と思うのです。
全体的な話で言うと、「理科離れ」が多くなっているわけだから、やはり理系に対するアゲインストは少なくない。それが逆転するのは、やはり中学受験の算数が支えているところがあると思います。だから、理系に進ませようと密かに思っている場合は、「算数を好きになる工夫」「算数が得意だと思わせる工夫」をした方が良い。
「君は算数だけはできる」と言っておくと、それだけでも大分違います。まあ、その分算数に力を入れることが必要ですが・・・。
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学校別傾向を知って勉強を効率化させる
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中学受験 算数オンライン塾
4月17日の問題
最終更新日: 4/17/17, 5:55 AM