17Oct 2020
暗記テキストの通りには出ない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から


知識を覚えるために、暗記テキストを使います。

これは、これで正しい。

ただ、これを覚えたからといって、実は知識の問題ができるようにはなっていない。つまり、覚えたことが活かせるようになっていないと、得点に結びつかないのです。

年号はただ覚えるだけでなく、そこから前後関係をつかまないといけないし、歴史で地名が出てきたら、一応、今の何県かぐらいは知っておく必要がある。

そういうことを問題練習を通じて知ることによって知識を活かせるようになるのです。

だから、ただ暗記テキストを覚えるだけでは駄目。しっかり過去問で練習しましょう。

問題演習をせずに、暗記テキストを覚えただけで問題が解けるほど、今の中学入試の問題は簡単ではありません。



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気体に関する問題

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最終更新日: 10/17/20, 5:39 AM
16Oct 2020
個の課題を優先するしくみ
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

スタディールーム、スタディールームオンライン、になって、子ども一人一人の問題がさらにクローズアップされることになりました。

集合授業であれば、少なくとも同じ学校を受ける子どもに対しては同じ教材をやってもらうことが多いでしょうが、しかし、本当はそれでは解決しないところがたくさんあるのです。

一人一人のデータを見ていると、「ここができていない」「ここがわかっていない」ということが出てくるので、それをまず何とか克服してもらわないといけない。

それを解決する手段を考えないといけなくなるのです。

ただ、それで間違いなく効率が上がっている面はあるのです。この後半で大分力をつけてきた子がいるし、摸擬試験の点数が一気に上がってきた子もいる。

子どもたちの負担は明らかに減って効率が一気に上がっているところはあるので、さらに対応を強化していきたいと思っています。



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最終更新日: 10/15/20, 10:10 PM
15Oct 2020
模試の結果から次の策を考える
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から


模擬試験が帰ってきたところで、しっかり点検するのは答案です。合格可能性や偏差値は確かに気になるが、これはこの試験のデータを表しているだけなので、これから何を変えればいいのか、を考えるには、やはり答案をチェックする必要があります。

答案をチェックした段階で以下の項目を考えてみます。

□基本がわかっていない分野がないか。

□問題文をを読み飛ばしていないか。

□条件を勘違いしていないか。

□計算間違いをしていないか。

□捨て問に時間を費やしていないか。

それぞれの項目に該当するところがあったら、次に対策を考えていきます。


(1)基本がわかっていない分野がある。

早急に復習する必要がありますが、自分が受ける学校であまり出ないということになれば、それほど時間をかける必要はありません。塾はどうしてもいろいろな学校に対応する分、全部やらせる傾向にありますが、受験する学校で出ないと思われるところは思いきりカットしましょう。問題は出そうで「できない」ところです。そこだけはやはりしっかりまとめて復習する必要があります。その時間を確保してやり直すことが大事です。


(2)問題を読み飛ばした。

以下のルーティンを組み込む練習をします。
1 条件にしっかり下線を引くこと
2 それを使っているかどうかチェックすること
3 答えが出たと思ったら、もう一度問題を確認すること

急ぐから、これらのルーティンもぶっ飛ばすので、間違えることが圧倒的に多いのです。しかし、ひとつのルーティンは数秒しかかかりませんし、間違えて戻ることを考えたら、よほど時間の経済になります。

(3)条件を勘違いした

一番多いのは、自分が知っているパターン問題と勘違いすることです。算数の一行問題などは、割と形が決まっているので、「ああ、あれか」と思い込みやすい。しかし、良く問題を読んでみると若干条件や表現が違う場合があります。子どもは「できる!」と思ったときが一番間違いやすい。だから(2)のルーティンをしっかり実行することです。

(4)計算間違いをした

計算間違いもさることながら、式を書かないから起こることも多いのです。実際に式を書いていけば、防げるミスがたくさんあります。だからまず式を書くことです。例えば円周率をまとめる計算は式を書かなければなかなかうまくいきません。記述式の学校でなくとも式を書いて解く、というプロセスを必ず実行することです。その上で縦の計算をやったら、その場でもう一度見直すことを徹底します。日ごろから計算練習をしていると思いますが、このプロセスを実行せずに練習しても、ミスを防ぐ練習にはなりません。たくさんやるより「間違えない」ということを重視してください。

(5)捨て問に時間を使った

まだできる問題があったのに、難しい問題に手をつけて、とれる問題を落とした、という場合はこれはある意味仕方がありません。ただ、意地になって解くのはやめた方が良い。判断の基準はその1問にかけられる時間の半分程度です。
例えば50分の試験で8問でるとすれば1問は約6分。そのうち半分の3分で、先が見えなければ一度置く、ということは必要なことでしょう。まずは3分で片づけられる問題であるかどうかを見極める。上手に時計を見ることも大事です。この辺は過去問を解くとき、練習すると良いでしょう。だんだん慣れてくれば、勘所がわかってきます。大事なのは「できる問題」を「間違えない」こと。出来ない問題は基本的に合否には関係ない、と思ってかまいません



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第451回 子どもの受験

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最終更新日: 10/14/20, 11:12 PM