13Dec 2017
国語の問題は、著者が作るのではないので、あくまで本文を根拠として答えはアである、という論理がなければいけない。
選択肢が5つあったとして、アが答えであるならば、残りの答えは何らかの形で間違っている、ということが明確にわからなければいけない。
その考え方のひとつに「書いてない」というのがあります。
本文の論理から考えると、何となく合っているかもしれない、と思えるが、実はそんなことはどこにも書いてない。
ということが出題者の論理なのです。
書いていない以上、これは正解にはならない。
というようなことに気がつくようになると、まず、読解の答えは間違えなくなります。
その意味では出題者のつもりで考えてみると良い。
良く問題を作ると勉強になる、という話をしますが、そういう論理を考えた上で選択肢を作ったり、抜き出しの問題を考えたりすると、「こういう考え方で問題が作られるのか」ということがわかってくる。
まあ、本番でそこまで考えられる余裕があるかわかりませんが、出題者の論理を意識してみると意外に簡単に問題が解けるかもしれません。
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最終更新日: 12/14/17, 5:55 AM
12Dec 2017
成績の悪い子にとって、勉強は苦痛です。
「途中でいやになっちゃう」
「わからないから、時間ばかりかかっちゃうし」
そうでしょう。
だから、勉強が面白くないし、やりたくもない。
私はゲームが得意ではない。あんな小さな画面でものを追うのはいやだし、手が子どもたちみたいにそんなに動かない。だからやりたいとも思わない。
でも、子どもたちは夢中でやっています。
「楽しい。」
と感じているでしょう。ただ、私のようにできないのではない。基本的には「できる」から楽しいのです。
勉強が楽しくなるためには、「できない」といけない。
しかし、今の4・5年生は早くから塾に行き、すぐ組み分けテストが始まり、毎月その結果で席の移動もクラスの昇降もあるわけだから、実は「できる」と思っている子の方が圧倒的に少ない。
ここに今の子どもたちの危うさがある、と思っています。
中学受験は子どもの成長に個人差がある。だから、自立してない子にとって決められたことをやること自体が難しいし、しかし結果はつきつけられるから、勉強を楽しく感じられる場面はあまりないでしょう。
結果として自信を失い、やる気を失って、受験にならなくなることが多いのです。
別にカリキュラムについていけなくてもよい。ただ、勉強はおもしろいものだ、勉強は自分でやるものだ、ということが身についていく方がクラス分けで上位にいるよりも大事なことです。
そこに目を向けず、クラス分け対策プリントをやっても、子どもががんばるはずがありません。
だから、できることをしっかり見つけて、まずそれをやる。そして「しっかり」ほめる。このプロセスを忘れてはいけません。できないことばかりを嘆くのではなく、できることに注目してあげてほめる。
スタディールームの先生の最大の役割は実は「ほめる」ことなのです。
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12月13日の問題
最終更新日: 12/13/17, 5:55 AM
11Dec 2017
先日クラスで算数のテストをやっていた時のこと。
生徒が一番最後までいったんページをめくるようになっていました。「えらい、えらい」と心密かに感心していました。こういう慎重な態度が出てくるようになると、成績は間違いなく上がります。
実際に入試でも、まず最初にやるべきは、一番最後がどこかを確認すること。
何題出ているのか、どれが一番解きやすそうか、問題を見ながら大方のプランを考える。それをやるのに1~2分費やすことはむしろ高得点を上げるために必要なことです。
テストというのは満点を狙うものではなく、「自分のできる問題を確実に得点する」ということが全て。知らない問題、できない問題はできなくても良いが、自分ができる問題を間違えてしまうのはもったいない。
だからこそ、ミスを最小限にとどめる必要があるわけですから、最初にまず全体を見回した上で、心を落ち着かせて慎重に解いていきましょう。
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