15Dec 2017
模擬試験の結果を見ていると、科目のバランスが悪い子が結構いるものです。
例えば算数はいいが、国語は悪い。社会はいいが、理科は悪い。これはやはり文系理系の好みが出ているケースでしょう。
しかしそれだけではない場合も少なくありません。
例えば、理科の化学と物理の範囲はいいが、地学と生物はだめで、かつ社会も歴史がだめ、という子はやはり暗記が不得意だ、ということになるでしょうし、また記述問題になると点数がまとまらない、というような特徴が出てくる子もいるでしょう。
こういうバランスの悪さが不利になるところはあります。
例えばせっかく算数ができたのに、国語と社会ができなくてアドバンテージを利用できなかった、ということはあるのです。
残りの時間、多少なりともこのバランスの悪さは解消していきましょう。つまり、不得意なことを多少なりとも埋める。
そんなことを言っても、今までできなかったものがそう簡単にうまるわけがない。
その通りなのです。
でも、それでも何もしないよりはした方が良い。
科目のバランスの悪さは、悪いところが特にひどく出る場合があるからです。なので、少なくとも基本的なことはある程度できる、ということにしておいた方が良い。
覚えるのが下手でも、とにかく繰り返し練習して、覚える。
力学が得意でなくても、基本と思えるところだけでもできるようにする。
そういう数点の積み重ねが合格点につながります。
最後まであきらめずに準備していきましょう。
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最終更新日: 12/16/17, 5:55 AM
14Dec 2017
集合授業では、先生のペースで授業が進むので、その授業内にすべてわかった、ということにはなりにくい。
また、テキストでやりきれなかった問題が宿題になることもあるでしょう。したがって必ず復習をしないといけない。宿題もこなさないといけないのです。
しかし、自分で勉強する習慣がついていないと、それができない。必然、わからないことが増え、宿題はやってあっても正解率は低く、(あるいは適当に答えだけ書かれている場合もあります。)テスト前になるといったいどこから始めていいか、わからなくなる。
勢い、暗記をすれば何とかなる社会に力が入ってしまうのです。
集合授業でつまづくのは、家で復習がちゃんとできていないからです。習う内容がしっかりわかり、演習問題がすべてわかれば、ついていけないはずがありません。
だから、ここをどうするか、具体的に考えないといけないわけですが、なかなかひとりではやりきれない。やらなきゃいけない、とは思っても、ついテレビを見たり、ゲームをしたり、という時間が長くなって、終わっていないことが多いもの。
そういう子にはやはり強制的な環境が必要なのです。個人ジムでダイエットが成功するのと同じこと。強制的な環境でトレーナーが励ましてくれるから、何とかがんばれる。
スタディルームに来る、というのはそういうことなのです。最初から自分のペースで勉強し、やり切る。先生が見ている中でやるから、集中するし、実際に始めてしまえば実はそれほど時間がかからなかったりするのです。
なんだ、できるじゃないか、ということは多いもの。
今までやってうまくいかないのだとすれば、この先もなかなか改善しないところはあるので、勉強の仕方を検討してみてください。
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12月15日の問題

最終更新日: 12/15/17, 5:55 AM
13Dec 2017
国語の問題は、著者が作るのではないので、あくまで本文を根拠として答えはアである、という論理がなければいけない。
選択肢が5つあったとして、アが答えであるならば、残りの答えは何らかの形で間違っている、ということが明確にわからなければいけない。
その考え方のひとつに「書いてない」というのがあります。
本文の論理から考えると、何となく合っているかもしれない、と思えるが、実はそんなことはどこにも書いてない。
ということが出題者の論理なのです。
書いていない以上、これは正解にはならない。
というようなことに気がつくようになると、まず、読解の答えは間違えなくなります。
その意味では出題者のつもりで考えてみると良い。
良く問題を作ると勉強になる、という話をしますが、そういう論理を考えた上で選択肢を作ったり、抜き出しの問題を考えたりすると、「こういう考え方で問題が作られるのか」ということがわかってくる。
まあ、本番でそこまで考えられる余裕があるかわかりませんが、出題者の論理を意識してみると意外に簡単に問題が解けるかもしれません。
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最終更新日: 12/14/17, 5:55 AM