11Oct 2017
すぐに始めない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
過去問をやったり、模擬試験の問題を解いている子どもたちの様子を見ていると・・・。

例えば算数なんか、もう1番の最初の計算からガリガリ始めていることが圧倒的に多いものです。

しかし、本当はまず最初に全体を見回すのが大事。

何番まで出ているのか、最後はどこなのか。

ときどき、解答用紙に問題がでていることがあったり、あるいは冊子をめくってみると、もう一問あった、なんてことはよくある話です。

例えば試験時間が50分であったとして8問出ていればだいたい1問には6分使えることになる。そして、半分の通過時間はだいたい25分。そして問題を見ながら、しるしをつけていきます。

これはできそうだ。これはやれる。取れる問題から先に取る、ということが大事です。さすがにこれまで勉強していると、自分の得意、不得意はわかるから、少し見ただけで解きやすいか、どうかはまあわかるようになっています。

だから、計算はもう少し後がいい。特に入試本番は、緊張しているし、すこし余裕がない。だから計算間違いをしやすいのです。

1行問題で、すぐわかるような問題を1題、2題解いてみて、それから計算をやればいい。そんな作戦を最初に考えていくと良いのです。

作戦を立てて、ミスがないように解き上げる。この問題は、見ただけで、ちょっと面倒だ。だったら、最後に回そうとか。まあ、そういうプランを簡単に頭の中で描いてから、スタートするように練習してください。

これは、入試だけやろうと思ってもなかなかうまくいかない。子どもたちは、やはり1番の計算からガリガリやり始めてしまうことが多いのです。模擬試験や過去問をやりながら、この「作戦をたてる」練習をしてみると、ミスが減り、自分ができる問題を確実に得点できる力が上がっていきます。

ぜひ、実践練習をしてください。

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最終更新日: 10/12/17, 5:55 AM
10Oct 2017
基礎に徹する
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
5年生は割合から速さ、そして比という風にどんどん難しくなっていきます。

しかもそのペースが速い。だから積み残しがどんどん増えていっているのではないでしょうか。

組み分けに向けていろいろやらないと、と思いがちですが、本当は組み分けに向けて準備をする必要はない。本当にカリキュラムが理解できているかをチェックすることができればいいのです。

ところがクラス落ちが恐いから、というので、社会で点数を稼ごうとしたりする。それはどうも本末転倒でしょう。(だからフリーダムに月例テストはあっても組み分けテストはない、わけです。)

それよりはしっかりと基礎をまず学ぶようにしてください。難しい問題に慌てて進むよりも、じっくりと基本的な内容を理解する。

どうもそういうところがいい加減になっていくあまり、成績が伸び悩む子が増えているように思えるのです。

カリキュラムの進行に合わせる必要はありません。

それよりも、本当にわかっているか、どうかを大事にする。だめであれば、同じところをやり直してもいいかもしれない。そういうやり方が実際にできるクラスを来年からスタートさせます。4年生で今ちょっと困っているな、と思われるのであれば、まずは基礎に徹してください。

まだまだ慌てる時期ではありませんが、何がわかっているか、を明確にしながら進んで欲しいと思います。

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最終更新日: 10/11/17, 5:55 AM
09Oct 2017
同じ過去問を繰り返す意味
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
この時期、第一志望や第二志望の学校の過去問はもう2回目、あるいは3回目に入っているかもしれません。

過去問は1回やればいいのでは?という考えもあるかもしれませんが、少なくとも2回はやった方が良いと思います。同じ問題をやれば、確かに答えを覚えている場合もあるかもしれませんが、それでもいいのです。

1回目にやるときは、出題傾向を知るという意味でじっくり時間をかけます。試験時間にこだわらず、最後まできっちりやりきらなければいけません。それでないと全ての問題を研究したことにはならないからです。

で、それを10年分やってしまったら、2回目に入るわけですが、今度はそれで合格点を取る練習をするのです。本来、1回研究をしているわけだから、ある程度点数がとれて当たり前でしょう。で、そのことで自信が培われるし、研究してきたことの復習にもなるのです。

3回目をやる時間的余裕はないかもしれませんが、時間があれば3回目をやっても勉強としてはプラスになるでしょう。このときはもう満点がとれるかもしれません。でも、志望校の入試で満点がとれる、というのは精神的にプラスになります。同じ問題は出ない、と言われますが、しかし、やはり入試傾向があるので、似たような問題はやはり出題されていることが多い。

なので、できる限り過去問は繰り返し練習しましょう。



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最終更新日: 10/10/17, 5:55 AM