01Oct 2017
動画授業は個別に見るのが一番
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
動画授業を見せるにあたって、大画面でみんな一斉に見せる方法と、各自にマシンを渡して自分の画面でイアフォンをつけて見る方法とあるわけですが、学習効果は明らかに後者の方が勝ります。

一番の違いは自分のペースで見ることができる。

ちょっとわからなかった、と思ったらまたその場面を巻き戻して見ることができる。

しかも、イアフォンをつけると他の音が遮断される。なので、その授業に集中できるのです。

ライブの授業の方が他の子どもたちの反応もあって面白いという面があるのも事実ですが、しかし、こと授業に集中する、という点では動画授業は結構教育効果が高いことが分かってきました。

なので、これからもっと上手に使っていこうと思っています。実際に、スマホがあればどこでも視聴できるわけだし、繰り返し聞けるのはやはり便利ですから。


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うまくいかない状態は続くもの


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中学受験 算数オンライン塾
10月2日の問題


gakkoubetsu

最終更新日: 10/2/17, 5:55 AM
30Sep 2017
解き方を編み出す
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
5年生に速さの入試問題を出していたときのことです。

6年生が解くのであれば、比を使う問題だろうなと思ったのですが、何も言わずに子どもたちが解く様子を見ていました。

その段階で子どもたちにできたことは、旅人算の解き方なので、いろいろ試行錯誤をしていましたが、何人かの子どもたちが解き上げました。

その解き方を見ていて、なるほどなあ、と思うことがありました。

つまり、教えている私たちもつい6年生用の解き方をするわけですが、5年生は自分の知っている解き方だけで解くわけで、それでも正答にたどりつく。

解き方はかくあるべし、というのではない、最終的には持っているものをフルに動員して答えを出せば良いだけの話であって、「こう解くべし」という強制はするべきではないのです。

6年生になると、ある意味いろいろな解き方を知っている分、迷いも多くなるが、山の登り方はいろいろあるわけで、その自在さを「応用力」と考えるべきではないかと思います。

入試問題は、塾でやった問題ばかりではありません。

以前、進学校の先生と話をしたときも、

「何とか、塾で教えていない問題をひねり出したいと毎年思っているのです。」

という話を聞きました。つまり、この問題はこう解く、という形ではなく、やはり臨機応変に情報をとらえて、答えを出せる力が求められているのだと思うのです。

だから、なるべく「こう解く」という考え方を押し付けるべきではない。

答えが論理的に正しく導き出せれば多少遠回りであったとしても、それはそれで得点になるのだから、あまり気にしないことだと思います。


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書いて覚える

今日の慶應義塾進学情報
慶應の受験指導を別に考えるわけ

お知らせ
慶應進学特別では以下の日程で慶應各校の入試対策説明会を行います。
学校別になっておりますので、期日をお間違えにならないようにご注意ください。
10月14日(土)
慶應湘南藤沢中等部入試対策説明会
10月29日(日)(→10月28日は定員に達しましたので、締め切らせていただきました。)
慶應普通部・中等部入試対策説明会










最終更新日: 10/1/17, 5:55 AM
29Sep 2017
合格点を取る戦略(5)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
国語の続きです。

(3)記述が書けない

往々にして模擬試験は記述の問題が少ない。これは模擬試験の採点を簡単にするためですが、だから学校別傾向が違うと、判定があてにならなくなる部分はあります。

例えば資料から自分の考えをまとめ、記述する問題が多い学校の場合。いくら知識を持っていても、自分で考えて書くという作業ができなければ、合格点に達しないわけで、だから判定はぶれますね。

で、記述が出る学校を受ける場合は、とにかく記述の練習をするしかない。最近は解答すべて、自由記述という学校も増えてきましたから、この対策は欠かせないところです。

しかし、どうしても男の子は書くのをめんどくさがります。5年生なんかだと、記述のところはすべて空白にしている子が多い。これが半年でさて、書けるようになっているか?というとそうではないでしょう。

だから、まず書けるようにするということが大事。

中身もさることながら、量を書けるようにする練習が必要です。そして

「ひとつの文はひとつのことを言えばいい」

というルールで、短文を積み重ねて書く練習をしましょう。そうすると読み手側にとっては、子どもの意図するところが伝わりやすいのです。

これは練習あるのみですが、練習すれば、ほとんどの子が書けるようになるのです。つまり記述が不得意であっても、50%ぐらいの得点は可能になる。つまり差がつきにくくなる。

国語はこれでいいのです。国語はなかなか差をつける側にはなりにくい。特に男の子がそうでしょう。だからとにかく答えをきちんと書いて、そこそこ点数をもらうという考え方でいいのではないでしょうか。

(4)選択肢をあと一歩のところで間違える

例えば選択肢が4つある。ひとつを選ぶのだけれど、2つに絞り込んだ。こっちだ、と思って答えを書いたら、反対側だった、という子、結構いますね。

これは根拠を探すことで解決します。

作題者は著者ではありません。したがって客観的に見て、この答えが正しいという論理は、本文中にそう書いてあるかどうか?ということにあります。だからその部分を探すことによって解決します。

ところが読んだまま、本人の記憶だけで判断すると、最後のところで間違えてしまう。だから、選択肢で迷ったら、この根拠はなんだろう?と検証してみれば、間違えなくなるでしょう。

(5)漢字ができない

これはもう、覚えるしかない。ただ、中学受験、漢字の練習でもおわかりいただけると思いますが、出るものはある程度決まっている。だから、しっかり覚える努力をしましょう。むしろ確実に得点できる部分ですから、ここは優先的に対策すべきでしょうね。


国語は短期的に点数を上げるのは難しい科目です。ただ、算数と違って大きく差が出にくい科目でもあります。

できる子が7割ぐらい、できない子が4割ぐらい。だから何とか5割~6割に持っていければいいのだと考えて、(1)~(4)の対策の中で必要なことをやってみてください。


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川の流れに関する問題


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gakkoubetsu

最終更新日: 9/30/17, 5:55 AM